シャーマンキング   人物名鑑

 

 

 

アイアンメイデン・ジャンヌ #78〜 (声・堀江由衣)

 X−LAWSを束ねるボスで、X−Tのリーダー。持霊はシャマシュ。1990年3月2日生まれ、魚座のAB型。フランス・ロレーヌ地方のモンサン・ミシェル出身、巫力は50万(後に68万)。趣味は年に3度くらいのおでかけ、好きなものはいちごのケーキ。元は少し思い込みと霊感が強いだけの身寄りのない少女に過ぎなかったが、ラキストとマルコに彼らの思想を植え付けられ、ボスとして彼らの思い通りに動く聖・少・女となった。普段から常にアイアンメイデンの中に入っている事で、自身を限り無く死に近い状態に置き巫力を増やし続けている。人々の罪や痛みを全てなくし世界を平和に導く事が彼女の願い・夢であるため、邪悪の化身であるハオを倒し地上に楽園を築こうと考えている。その悪を絶対に許さず処刑する思想ゆえに葉たちとは対立する立場にあったが、ラキストがX−LAWSを潰しに現れて自分がただの少・女だった事を思い出し、心を入れ換えて葉たちの心強い仲間となる。媒介はアイアンメイデンのマスクやネジであり、様々な拷問器具や刑具を光速で具現化して戦う。

愛染明王 #190〜

 仏法を守護する明王で、カドゥの持霊。「愛の矢」はいかなるスピードの敵をも確実に射抜き、精神にダメージを与える。これを連続で放つ「愛の雨」を避けることは非常に難しい。

麻倉木乃 #9〜 (声・京田尚子)

 イタコを生業としている葉の祖母で、安井旅館の女将。1924年3月24日生まれ、牡羊座のA型。日本・青森県出身、巫力は2千。好きなものはホタテ。第2次世界大戦で家族と視力を失い、イタコとして生計を立てていたらしい。霊能力の高さを聞きつけた葉明と出会い、再婚したという。弟子を取り恐山で養成しながら、麻倉の家ではなく青森で暮らしている。

麻倉茎子 #9〜 (声・土井美加)

 地元の神社でパートの巫女をしている麻倉家の長女で、葉とハオの母。持霊は天手力雄神。1960年2月18日生まれ、水瓶座のA型。日本・島根県の出雲出身、巫力は1800。趣味はママさんバレー、好きなものはウニ丼。ドラマに出てきた東京での生活に憧れ、親への反発による勢いで上京し東京のアパレル会社に勤務、華の丸の内でOL生活を送っていた。23歳の時に霊が見える事が原因で失恋した直後、幹久と出会って大恋愛の末に結婚する。お腹に葉王がいると知らされた時、母よりも麻倉の人間としての立場を取り赤子殺しを承諾するほどの芯の強さを持っている。

麻倉葉王 #89〜 (声・七海ひろき)

 平安時代の国家専属官僚占術師で、麻倉家の始祖となった大陰陽師。幼名を麻葉童子といい、鬼の子キツネの子といわれ周囲から虐げられる生活を送っていた。そして麻ノ葉を人間たちに殺されて以来、ずっと一人で生き抜いていくしかなかった。そんな中で乙破千代と出会い霊視の力を手に入れ、母を殺した田浅法師への復讐を果たす。乙破千代と別れた後は羽茂忠具との出会いなどにより五芒星を極めて鬼さえも恐れる式神を従え、あらゆる占術と巫術をもって大活躍するようになった(成人としての名は帝から賜ったもの)。しかし世は飢えて病気に苦しむ民が蔓延し、貴族達の強欲な権力争いが続いていた時代であったため、霊視によってそんな人々の感情が次々と流れ込み、結果として心を鬼に喰われてしまったのである。世界に絶望した彼は後のシャーマンキングダム建設計画をうち立て、当時のシャーマンファイトに参加し優勝まであと一歩というところで、自ら興した麻倉家の者によって止められ倒されたという。だが既に「泰山府君の祭」の秘儀を会得しており、次のシャーマンファイトが開催される500年後のパッチ族への転生に成功する。

麻倉花 #ふんばりの詩−青春編−ミッキーの世界〜

 ふんばり温泉旅館に住んでいる、葉とアンナの息子。持霊はお目付け役の阿弥陀丸。2000年8月15日生まれ、A型。趣味は散歩と園芸、好きなものはカレーパンやカレーまん。幼少時より周囲が優秀なシャーマンばかりだったため、天賦の才もあって自然とシャーマン能力を身に付けた(6歳でオーバーソウルを会得している)。ただし私的なケンカに霊の力を用いるのは親代わりのたまおの教育方針により禁止されていて、発覚するたびにキツいお仕置きを受けている。一流私立小学校お受験戦争を勝ち抜き、そのまま父の母校でもある森羅学園へ進学するも勉学に対する真剣さはない。とはいえ勉強自体は嫌いではなく、ネットでまん太が教えてくれる授業は真面目に受けている。次回のシャーマンファイトが500年後である上、越えるべき目標である父も世界平和を実現を目指す夫婦旅行で居ないので、中々シャーマン修行に意義を見出せずにいた。そのせいか八つ当たり気味にケンカに明け暮れ、中学二年になる頃には他校の不良に西東京を仕切る番長として認識されてしまっている。小さい頃は体を動かすのが大好きで、元気いっぱいのわんぱく坊主としてルドセブに懐きよく一緒に遊んでいたらしい。父から受け継いだ「フツノミタマの剣」と「春雨」を媒介に、白鵠に似た甲縛式オーバーソウル「鬼兜」と自己流の「阿弥陀流剣術」を駆使して戦う。ちなみに赤子の頃、中東で両親共々銃弾の雨を浴びて一度死んでおり、ハオに禁断の法で蘇らせてもらっている(アンナの脅迫による)。その際に二度と死ぬ事のないよう、瀕死の際にオートで節分状態に移行する力を付与されている。移行すると周辺の塵や埃を媒介に、人間の思念で小鬼・鬼・中鬼・大鬼・闇鬼・イケオニを生み出し、敵味方問わず周辺一帯の人間を皆殺しにする。要は花の中に封じられた鬼が出て来ている状態であり(鬼は外)、止めるには悪意を浄化して鬼の源を消去しなければならない(福は内)。なお婚約者のアルミとは、ヤーヴィスに破壊されたパッチの村で出会っている。

麻倉幹久 #9〜 (声・堀内賢雄)

 修験者を生業としている、葉とハオの父。持霊はイマリとシガラキ。1958年10月9日生まれ、天秤座のA型。日本・広島県出身、巫力は6万9千。誕生花はトリトマ、花言葉は恋するつらさ。趣味はギター、山登り。好きなものは焼き鳥。旧姓は真木といい、25歳の時にジョン・レニョンを目指すバンド「くわがたむし」の一員として上京。極貧生活を送る売れないミュージシャンだったが、偶然出会った茎子と大恋愛の末に結婚し、麻倉の家に婿養子として嫁ぐ。葉と共に葉王が生まれた時、葉王を殺せなかった事を内心でずっと後悔し続けている。仮面を被るようになったのはこの時顔に火傷したからだが、それは人に会わせる顔がないという思いから来ている。普段から家にいる事が少なく、よく弟子のたまおと共に登山や修業をしている。その極めつけとして、チョモランマの無酸素登頂に成功したらしい。カイラス山で出会った親友ミュンツァー博士から頼まれていたルドセブとセイラームの面倒を見つつ、KABBALAHERSのリーダー・ミッキー麻倉としてシャーマンファイトに参加する。小石を媒介にイマリとシガラキを使役する護法、そして超・占事略決の陰陽道を駆使して戦う。

麻倉葉 #1〜 (声・佐藤ゆうこ、日笠陽子)

 麻倉家の跡取り息子で、森羅学園中等部1年C組に転校してきた中学生。1985年5月12日生まれ、牡牛座のA型。日本・出雲出身、巫力は270(後に1万500、最終的に10万8千)。趣味はボブの音楽鑑賞、好きなものはカレーうどん。麻倉家にハオの双子の弟として生まれ、生まれながらにハオと戦う宿命を負った。シャーマン能力のせいで小さい頃は鬼の子として忌み嫌われ、寄って来るのはドクガムシのようなイジメっ子ばかりだった。中学生になりシャーマンとしての修業とより良い持霊の発見のため、ふんばりが丘にやってきた。シャーマンキングとなってしがらみのない楽な生活を送るため、阿弥陀丸と共にふんばり温泉チームのリーダーとしてシャーマンファイトを戦い抜いていく。のんびりとした性格で、「何とかなる」が口癖。ユルく自然に生きるのがモットーだが、幼い頃の体験のせいかどんなものよりも友達を大事にする一面もある。また祖父の「霊が見える人間に悪い奴はいない」という言葉を心から信じているほか、「殺す」事は絶対に許せない悪だという信念を持っている。媒介は「春雨」と「フツノミタマの剣」であり、「スピリット・オブ・ソード」や「白鵠」を作り上げる事に成功、これを武器に阿弥陀丸と憑依合体して覚えた「阿弥陀流剣術」や超・占事略決の陰陽道を駆使して戦う。更に五人の戦士の一人としてスピリット・オブ・アースを持霊とした時、土を媒介に全てを引き寄せる「引力(アトラクション)」などを操れるようになる。ちなみに、祖父ほどではないが小鬼を操る事もできる。

麻倉葉賢 #168〜 (声・三木眞一郎)

 西暦1500年頃のシャーマンファイトにおいて、マタムネと共にハオを倒した修験者。持霊は剣鎧童子、マタムネ、大天狗。1476年5月8日生まれ、牡牛座のA型。日本・島根県の出雲出身、巫力は5万5千。趣味はキノコ狩り、好きなものは山菜。先祖であるハオを殺した事で罪悪感に捕らわれ、死後魂は等活地獄に堕ちてしまった。以来、500年間ずっとそこで戦い続けている。持霊がマタムネだったため錫杖を媒介に「鬼殺し」を作り出して武器とするほか、紙の形代などを媒介とする修験道を駆使する。

麻倉葉明 #9〜 (声・青野武、中博史)

 陰陽師を生業としている、麻倉家当主。持霊は小鬼。1919年7月2日生まれ、蟹座のO型。日本・島根県の出雲出身、巫力は4400。麻倉家の者として葉王の転生を阻止するべく長きに渡って転生先を占い続け、遂にそれを突き止めることに成功する。しかしそれがよりによって自分の孫でしかも双子だったため、どちらが葉王か断定できず殺すのを一瞬躊躇って取り逃がしてしまう。その結果葉王を倒すという宿命を孫の葉に背負わせる事になってしまい、申し訳なく思っている。ただそれと同時に葉をとても大切にしており、それゆえにシャーマンとしての修業は人一倍厳しく指導する。陰陽師とはいっても戦いより政治家や大企業のトップなどの依頼で吉凶を占う事が多く、実際それはかなりの高確率で的中するという。戦闘時には木の葉を媒介に小鬼たちを使役するが、家事などの雑用にも使っている。

麻ノ葉 #230〜 (声・林原めぐみ)

 シャーマン能力を持っていた女性で、葉王の母親。霊が見え霊と対話する姿を気味悪がられ、キツネが化けていると決め付けられて人々から阻害されていた。とある若武者と恋に落ち息子を授かるも、武者の将来を考えて自ら身を引き、息子と共に人気の無い里の外れで慎ましく幸せに暮らしていた。だがそれでも人々の異端を忌み嫌う心から逃れられず、田浅法師率いる人間達に殺されてしまった。ただしこれほどの酷い境遇だったにもかかわらず、息子と違って最期まで憎悪に負けなかった強い心の持ち主であった。

アシダ #3〜

 15日連続で徹夜して死んだ、元森羅学園中等部の生徒。趣味は漫画を描くことであり、美術部兼漫研に所属していた。長い間ずっと机に齧りついていたため、すっかり猫背になってしまっている。

アシュクロフト #26〜 (声・伊原正明)

 風格漂う老騎士で、カンナの持霊。1154年5月4日生まれ、牡牛座のB型。享年61歳。霊力は770。趣味は武稽古、好きなものはミッシュブロート。ドイツ出身。ビスマルク家に忠誠を誓っていた中世の騎士で、自己鍛錬のためにやたらとフューデ(決闘)を行ってはその全てに勝利していた。その強さと厄介さは老いてもなお一向に衰える気配が無く、「老鉄」と呼ばれるようになる。ある時城に城主を狙った暗殺集団が出現、何とか撃退するも致命傷を負い絶命。それからは永く城を徘徊する幽霊と成り果てていたが、幼少のカンナの影響で不完全ながらも具現化され僅かに意識を回復。カンナを主と定め、邪険にされながらも常に守護し続けていた。そしてカンナが力を操れるようになった時に完全復活を遂げ、以降は生前同様に忠義を貫き続けている。一見紳士風を装ってはいるが、短気でキレやすく言葉遣いも乱暴になるなどあまり騎士らしくない性格をしている。総重量80kgに及ぶ西洋甲冑と長槍を武器としているほか、媒介が煙なので物理攻撃は一切効果がない。また煙であるが故に、甲冑をすり抜けての移動やバラバラになった甲冑を操ることも可能。

阿修羅天 #カドゥ 驕るマハラジャ〜

 八部衆に所属する阿修羅道の主で、久美と真美の持霊。かつてサティと敵対していたことのあるアシュラ本人。

アストンマーチン・DB4 #104〜

 かつてスーパーマルコで販売していたと思われるエキゾチックカーの精霊で、デンバットの持霊。霊力は9千。アストンマーチン・ラゴンダ社が製造したスポーツカー。

アスモデ #229〜

 ナメクジの精霊で、サマンサの持霊。通称ナメちゃん。好きなものははっぱ。

アナテル・ポッキ #10〜 (声・掛川裕彦、遊佐浩二)

 宇宙一の王を名乗るE・シャーマンで、ナイルズのリーダー。持霊はピラミッド建設に従事した一万人の奴霊(霊力は1人につき2〜3)。1967年9月1日生まれ、乙女座のO型。エジプト・ギザ出身、巫力は3300(後に3500)。趣味は日記、好きなものはスイカ。古代エジプト王の子孫(自称)としてエジプト魔術が宇宙一である事を世に知らしめるべく、シャーマンファイトに参加している。資産家の家に生まれた事もあり、王は人前に高貴な素顔を晒してはならないという習慣に従って、常に黄金の仮面を被っている。他人に対しては常に傲慢で偉そうな態度を取るが、実は友だち思い・家族思いの優しい性格でそれなりに慕われている。媒介はアンクであり、「死者の翼」などのエジプト魔術を駆使して戦う。アナホルという弟がいる。

アナホル・ポッキ #230〜 (声・遊佐浩二)

 E・シャーマンを生業としている、アナテルの弟。持霊はアムネリス。1968年8月4日生まれ、獅子座のO型。エジプト出身。趣味は予定表作り、好きなものはリンゴ。シャーマンファイト本戦会場にナイルズの応援に来ていたが、X−LAWSが兄を殺す場面を直に見せられてしまう。X−LAWSに対して復讐の機会を伺っていたところ、ハオの目に停まって超・占事略決の力を授けられた。非常に長く強靭な鞭を武器兼媒介とし、「スフィンクス」を操って戦闘を行う。兄より3cmほど鼻が低い。

アパッチ #1〜 (声・清水敏孝、佐々木義人)

 木刀の竜ファミリーの一員で、よくスペースショットとコンビを組んでいる武闘派。1980年4月26日生まれ、A型。埼玉県出身。趣味はミリタリー、好きなものはたいやき。家出して居場所が無かった時、秋風舞う遊歩道で焼き芋をくれた竜を心から慕っている。腕っ節の強さはファミリーの中でも随一。

アポロ #92〜

 ラッキー山脈を住処としている、体長3mを超える灰色熊。アメリカ出身。趣味はハチミツ探し、好きなものはサーモン。密猟者に親を殺された孤児で、ブルーベルの父によって保護された。名前の由来は、密猟者に受けた右目の傷が月のクレーターのようだった事から来ている。後に傷が完治して自然に返されたもののブロック親子の匂いが染み付いてしまっており、自然のルールから外されて居場所を失い凶暴化している。

天野輝子 #259〜 (声・戸松遥)

 無人島襲撃のために萬純に雇われた、プロの丑の刻参ラー。持霊は飛び降り自殺に巻き込んでしまった女子高生ザ・ローファー(自分を死なせた彼女に同情する程、優しくポジティブな性格)。1967年6月13日生まれ、双子座のA型。日本出身。趣味はワラ人形作り、編み物。好きなものはハモのお吸い物。数え切れないほど男にフラれ続けたせいで、自分の顔が美しくない事にコンプレックスを持っている。何度も自殺を試みるうち、それが原因で結果的にシャーマン能力に目覚めた。それなりに高い巫力を持っているが丑の刻参りを人に見られたら効果が無いという制約を定めてしまい、正面きってシャーマンファイトに参加できなかった。標的とした人物はザ・ローファーの力で昏睡状態に陥るが、呪いの力が消えれば息を吹き返す(彼女自身は殺したと思い込んでいる)。萬純を守りきったら1億貰えるという話に乗り、彼氏欲しさに無人島襲撃作戦に協力する。

阿弥陀丸 #1〜 (声・小西克幸、斎賀みつき(幼少時)、渡辺明乃(幼少時))

 西岸霊園に葬られている、600年前の侍。1385年1月6日生まれ、山羊座のA型。享年24歳。日本出身、霊力は920(後に3万)。好きなものは白ごはん。親を盗賊に殺されたせいで幼くして孤児となり、大親友である喪助や他の子供達と支え合いながら辛い時代を生き延びていた。ある時喪助が領主に春雨を献上することになり、彼も立派な侍として領主に仕える事となる。しかし春雨を唯一の物とするべく喪助を殺せと命じられ、ジレンマに悩んだ後に喪助を逃がす決心をする。明日の晩に忘れ形見として最強の春雨を喪助から受け取るべく待ち合わせの場所で待っていたが、既にその事を知っていた領主によって喪助は殺され、彼も裏切り者として大勢の侍に殺されてしまった。この時の戦いがあまりに凄まじかったため後に鬼人として人々に恐れられる事となり、怨みを鎮める首塚が西岸寺に作られ祀られる事になったらしい。霊になってもなお600年間ずっと喪助を待っていたが、葉の仲介でようやく春雨を受け取る事が出来、未練が消えて葉の誘いに乗り持霊となる。それからは侍としての忠誠心を遺憾なく発揮し、葉のためならばどんな無茶をもやってのけるようになる。そして遂には刀の精霊ともいえる存在となり、葉と共にシャーマンファイトを戦い抜いていく。武器は「春雨」であり、そこから「如来」の構えを基本に「阿弥陀流剣術」を駆使して戦う。

アムネリス #233〜

 古代エジプトの王女の霊が姿を変えた猫の精霊で、アナホルの持霊。戦闘時はライオンの体に女性の顔、そして鷲の翼を持つスフィンクスとなる。その巨体から繰り出される攻撃力は凄まじく、背の羽で飛行も可能。また目から光線を放つなど、幾つかの技も持ち合わせている。

アルファロメオ・ジュリエッタSZ #104〜

 かつてスーパーマルコで販売していたと思われるエキゾチックカーの精霊で、ミイネの持霊。霊力は1万1千。アルファ・ロメオ社が製造販売していた小型乗用車で、天使の一部が組み込まれた機械精霊となっている。

あわやりんご ふんばりの詩2000〜

 「りんごウラミウタ」で鮮烈デビューを果たした、新進気鋭の和服ディーバ。青森出身。怪奇系艶歌という独特のキャラクター性、巻き舌を多用する絡み付くような唱法、哀愁を感じさせる世界観の歌詞などが支持されている。装束と振る舞いで恐ろしい雰囲気を醸し出しているのは、臆病な自分を隠すためらしい。

アントニオ #115〜

 ペヨーテのかつてのマリアッチ仲間で、ペヨーテの持霊。趣味は歌、好きなものはトリッパ。酒と喧嘩を好む血の気の多い性格で、くだらない喧嘩で死んでしまったという。メキシコでは1・2を争うほど名の知れたマリアッチだったが、それは演奏の腕前よりも喧嘩っ早さによるものらしい。ちなみに、仲間内では彼がリーダーを務めていた。

アンナ・Y・キョーヤマ

 ニューヨークに住んでいる、かつてサティ・サイガンと行動を共にしていた霊媒師。現在の職業は女優で、ホリウィード映画の主役経験もある。いわゆる初代アンナであり、アルミを弟子にしてイタコ術の全てを教え込んだ。

イアン #81〜

 500年前にシャーマンファイトに参加した、セミノア族の戦士。ハオに右足を切られて殺され、現在はリリララの持霊となっている。媒介は棒の先に角の付いた武器。

イヴ #61〜

 かつてチョコラブに救われた、シャフトの一員。アメリカ出身。

イエローウィップ

 サソリの精霊で、ニクロムの持霊。伸縮自在の尾とサソリならではの猛毒を持つ。

イオン・リー #78〜

 主に広報・情報収集を担当するガンダーラのメンバーで、菩薩の一員。持霊は大日如来に付き従う戌神の神将・招杜羅。1960年10月30日生まれ、蠍座。香港出身。元は広告代理店の社員だったが、生来のシャーマン能力による霊視と霊障に苦悩する日々を送っていた。ある時仕事で立ち寄ったインドでガンダーラに遭遇、初めて自身の能力を相談できる場所が見つかり感動する。すぐに仕事を辞めてインドに移住し、能力を制する修業に入った。持霊の関係か大変な愛犬家で、108匹もの犬を飼っており可愛がっている。

壱上等 #70〜 (声・緒方賢一、遠藤大智)

 五福星隊のリーダーで、若い肉体に沙問の頭を持つキョンシー。鋭銃拳と導弾道を武器としており、敵が他の4体を倒して油断したところを一気に仕留める役目を帯びている。

イマリ #143〜

 山神の一体であるキツネの精霊で、幹久の持霊。霊力は1万。化けるのが得意で、彼の式神として働く。

ヴァイキング・デヒト #127〜

 「赤ヒゲ」と呼ばれた本物のヴァイキングの霊で、カジマヒデの持霊。972年10月26日生まれ、蠍座のO型。享年35歳。霊力は550。馬孫に対して、密かに対抗心を持っている。

ヴォジャノーイ #127〜

 生前は蛙だった水の精霊で、ゾリャーの持霊。霊力は2020。あらゆる水や水分を操る力を持つ。

碓氷ピリカ #38〜 (声・川上とも子、日高里菜)

 ホロホロのサポート役として付いて来た、ホロホロの妹。持霊は恥ずかしがり屋なマリモ(アイヌ語でトーラサンペ)の精霊トララ(霊力280)。1987年2月9日生まれ、水瓶座のO型。日本・北海道の雄寒湖周辺出身、巫力は1千。趣味は人形(木彫り)作り、好きなものはメロンパン。気が強くしっかり者だが、ホロホロがアメリカへ旅立つ事で会えなくなる寂しさから泣き出してしまう事も。兄がシャーマンキングになる事が彼女の夢であり、そのためにホロホロに地獄の特訓を課している。ちなみに、ホロホロのシャーマンファイト用衣装は全て彼女の手作りである(葉との対戦時の服だけはダム子のプレゼント)。ムックリの一部を媒介にオーバーソウルを作り、トララの持つ水の力を活かして戦う。

碓氷ホロケウ #26〜 (声・うえだゆうじ)

 アイヌのシャーマンで、ピリカの兄。持霊はコロロ。1985年11月27日生まれ、射手座のO型。日本・北海道の雄寒湖周辺出身、巫力は2100(最終的に12万)。趣味はスノボ、好きなものはジンギスカン。狼(ニホンオオカミ)を意味する本名を名乗ることはあまり無く、「ホロホロ」という愛称で通している。その理由は名前が嫌いであること以上に、かつて好いていた少女・ダム子を死なせてしまった事による自責の念にある。彼がシャーマンキングを目指し広大なフキ畑を作ろうとするのは、住処が無くなり絶滅の危機に瀕しているコロポックルたちのためというのもあるが、何よりもダム子がフキ畑を大好きだったからに他ならない。自然破壊や意味の無い殺生を絶対に許せない性格ではあるが、人間や動物は自然の一部に過ぎないという冷めた見方をする事も。曲がった事が大嫌いで思った事はすぐ口に出す感情直情型で、何かと大声を張り上げてしまう事が多い。一方で友達が困っているのを放っておけない友達思いな一面を持ちつつも、意外と単独行動をしたがる。葉たちとは出会ってすぐに打ち解け友達となり、共に道を歩む心強い仲間となる。シャーマンファイト本戦では蓮の誘いでチーム・THE蓮の一員となり、必死で戦い抜いていく。媒介はスノーボードとピリカが一生懸命彫った神に感謝を伝えるイクパスイで、コロロが本来持っている雪と氷の力を駆使して戦う。そして後に、甲縛式オーバーソウル「ハラキホク&シモンマタク」を編み出す事に成功する。大気中の水分を無数の氷の塊に変えて撃ち出す「カウカウプリウェンペ(荒くれ者の雹)」、剣の刃先のように氷を尖らせる「エムシノキペコンル(剣のつらら)」、凍らせた地面から無数の氷の刃を撃ち出す「モソソクルッペ(眠っている者を目覚めさせる霜)」、周辺一帯を大量の雪で押し潰す「エピッタルキウパシホルッケ(全てを飲み込む雪崩)」、冷気を凝縮させた巨大な腕で相手を氷結・粉砕する「ニポポパンチ」、研ぎ澄まされた氷の刃を生み出し両断・氷結する「ネイケフイケキロロ(どことして何一つ非のうちどころのない力)」などの技を持つ。また五人の戦士の一人としてスピリット・オブ・レインを持霊とした時、水を媒介に地球上で最大の氷塊「ポロワオケレルプシヌプリ(大きい大きい凍る山)」、灼熱の紅炎をも凍らせるチョコラブとの合わせ技「氷河期(アイスエイジ)」などを操れるようになる。

碓氷リカン #182〜

 アイヌのシャーマンで、ホロホロとピリカの父親。持霊はゴロロ。1956年9月27日生まれ、天秤座のO型。日本・北海道の雄寒湖周辺出身、巫力は5660。趣味は民芸品作り、好きなものはキトピロ丼。普段は普通のサラリーマンで、ホテル『エメマリモ』に勤めている。ピリカにせがまれて無人島にホロホロの様子を見に来たが、帰る途中で萬純の一行に捕らえられてしまう。媒介はアイヌの道具マキリ。ちなみに、名字は元々炎を意味する言葉「ウフェイ」が国政によって文字を当てられたもの。

梅宮竜ノ介 #1〜 (声・田中正彦)

 ふんばりが丘一の悪といわれている不良で、万象高校3年の生徒。1980年12月24日生まれ、山羊座のO型。日本・東京都出身、巫力は8500(最終的には8万5千)。趣味はベストプレイス探し、好きなものはアメリカンドッグ。特技は料理。木刀を常に持ち歩いており、通称は「木刀の竜」。不良だけあって素行はあまり良くなく、住民たちにも恐れられている。しかし実は自分と同じ居場所の無い人間を見かけると放っておけず手を差し伸べる優しい性格であり、ファミリーはそうやって竜に救われた者たちの集まりである。蜥蜴郎の事件をきっかけに眠っていたシャーマン能力が目覚め、居場所を無くして放浪していた蜥蜴郎を持霊とする。その後葉明の修業を経て、ふんばり温泉チームの一員としてシャーマンファイトを戦い抜いていく事となる。媒介は出雲の神木から切り出した木刀「天叢雲」であり、凄まじい切れ味を誇る「地獄竜紅蜥蜴」、伝説的ヒッチハイク技「ビッグ親指」などの技も持っている。そして後に、「ヤマタノオロチ号」や「刺身包丁スサノロウ」を作り出す事に成功する。美少女や美少年に目がないという危ない一面を持つほか、揺れるほどの長さを持つウルトラリーゼントが自慢。

ヴラド=ツェペシュ=ドラキュラ #99〜

 吸血鬼伝説の元となった、15世紀の小国ワラキアの大公。1431年11月10日生まれ。享年45歳。圧倒的な侵略を続けるオスマントルコ帝国に対し、3平方kmに2万にも及ぶトルコ兵の串刺し死体を見せ付ける恐るべき戦略を行い、帝国の大軍勢を退かせることに成功した。その結果彼は祖国の英雄となったが同時に「串刺し公」という悪名を生み、平和な世にあって民衆は彼を恐れ殺害した。後に彼の業績は更に形を変え、忌まわしき吸血鬼伝説が誕生してしまったのである。

エリザ・ファウスト #40〜 (声・小松由佳、竹内佳菜子)

 死後ファウストの持霊となった、ファウストの妻。1963年6月29日生まれ、蟹座のAB型。享年26歳。ドイツ・ハイデルベルク出身、霊力は3千。趣味は読書、好きなものはフェーダーヴァイサー。幼い頃から不治の病(造血幹細胞に異常がある血液疾患)を患っていたが、8歳の時に偶然ファウストと出会った事で彼女の人生は劇的な変化を遂げた。19歳で名門ハイデルベルク大学に入学、5年前に飛び級で入っていたファウストと夢のような時間を過ごす。幼馴染のヴォルフガングから告白されるも断り、ファウストからの告白を受け入れて晴れて恋人同士となった。元は祖母とアパートで二人暮らしをしていたが、祖母の施設入りをきっかけにファウストが見つけた手頃なアパートで同棲を始める。後にファウストが行った造血幹細胞の移植手術(ドナーは母)で病気は遂に完治、ファウストと結婚式を挙げて診療所を開く準備をするも、その日の夜に強盗(実はエリザの幼馴染ヴォルフガング)が押し入り射殺されてしまう。その有様を見たファウストは彼女を蘇えらせようとして、ネクロマンシーに手を染めた。その結果姿は具現化されたものの、魂の無い人形として遺骨だけ夫と共にあり続けることとなる。その間魂はずっと霊界を彷徨っていたが、アンナのおかげでファウストと再会し蘇生術は完成を見る。以後はずっと現世に留まり続け、愛しい夫と共にシャーマンファイトを戦い抜いていく。いつでも夫に心を配り、見守り続ける優しい性格の持ち主。また病床にいた頃から医学を学んでいたため、かなりのドジっ子(何もないところでよく転んでいた)でありながらも看護士としての技術を身に付けている。

炎タメ五郎 #19〜

 炎が焼けた時に死亡した、炎の主。趣味は火遊び、好きなものは梅干し。今は地縛霊となっており、生前の猥褻な性格のせいかトイレの便器に潜んでいる事が多い。脅せばすぐに逃げるという。

閻魔大王 #90〜

 古代中国では泰山府君とも呼ばれていた、地獄界を取り仕切る大王。75の高官を通して謁見し交渉さえ成功すれば、死人を生き返らせる事も生まれ変わる事も出来るという。グレートスピリッツの最深部・地獄のコミューンにおいて、パッチから預かったスピリット・オブ・アースを守護している。サティとは旧知の仲だが、契約を負ったものとしてスピリット・オブ・アースを渡すわけにはいかず戦闘となる。泰山とは中国山東省の有名な霊山でありそこの神を府君というが、府君は人間の寿命を司る神といわれている。

大鬼 #162〜 (声・江川央生、間宮康弘)

 地獄の入口において、地獄番を務めている巨大な鬼。趣味は言葉責め、好きなものは魂。元は中鬼が他の多くの鬼を喰って吸収し、膨れ上がって巨大化したものである。1080個の小石を媒介としたアンナのオーバーソウルなので、一般の人には姿が見えない。憎しみから生まれた存在であるが故に狡猾で残忍だったが、サティに出会い救われてからは憎しみが消えてしまったらしく、神クラスになるために地獄に来るシャーマンの世話を行っている。高い知能を持っており会話も出来るほか、ダメージを受けても新しく魂を吸収すれば回復が可能。巨体に似合わず、矢のような速度と牛百頭に匹敵する怪力を持ち合わせている。また己の体を構成する鬼達を銃弾のように連射する「鬼太鼓」という技があるが、これはやればやるほど体が目減りしてしまう捨て身の攻撃である。

鬼 #165〜

 恨みや怨念の籠った魂が、時を経て増幅・蓄積され溢れ出し悪意の姿となって現れたものの総称。オーバーソウルで具現化された霊なので、シャーマン能力が無い者には見えない。その悪意による怒りは、自身を認識できるシャーマンに向かう事が多い。力を増すと体も大きくなり、小鬼・中鬼・大鬼・闇鬼(小鬼から大鬼までが一つになったもので、闇そのものともいえる強烈な悪意の塊)・イケオニ(最上級、ハオでも手に負えない)の順で強くなっていく。

オパチョ #78〜 (声・林原めぐみ)

 ハオ一派のメンバーで、星組の一員。持霊はMAMA。推定5歳。南アフリカ出身、巫力は800(後に80万)。趣味は洗うこと、好きなものはとうもろこし。1996年2月20日、とある村で餓死寸前だったところを旅をしていたハオたちに助けられ仲間に入った。当時は無名だったため、乙破千代に因んでハオに名付けられたという。ハオの霊視の能力を知っている数少ない一人で、自分の事を小っちぇえと言ってくれるハオの事が大好き。自分自身も霊視能力を持っているが、彼は制御できているようである。人の心を読んでこれからする事を言い当てる事が出来、仲間内では予知能力として認識されている。媒介はMAMAの皮を使ったなめし革のへアバンドであり、オーバーソウル状態の脚力は凄まじい威力を誇る。

乙破千代 #麻葉童子〜 (声・関智一)

 霊視の力を持っていた、平安時代の小鬼(精霊)。元は周囲の顔色ばかり伺って生きていた人間で、罪を犯し死罪になった魂が死後200年を経て鬼となった。澄んだ魂を持っていた幼い頃の葉王と知り合い、しばらくの間友だちとして仲良く過ごす。田浅法師が襲ってきた時、葉王に霊視の力を与えて壊れた刀を媒介にオーバーソウルを教えたが、長く一体化しすぎたせいで霊視の力は葉王から抜けなくなってしまった。そのせいで葉王の澄んだ魂が汚れてしまい、彼は葉王の元を去る事になった。

小山田圭子 #47〜 (声・櫻井智)

 小山田家で唯一普通の頭身を持っている、まん太やまんの子の母親。1962年(1959年?)6月22日生まれ、O型。日本・東京都出身。趣味はピアノで、好きな作曲家はモーツァルト。元々お金持ちの家に生まれたお嬢様で、萬純とは見合い結婚だったらしい。子供達を溺愛し過ぎている傾向があり、付き合う友だちの事に口出しするなどひとりよがりで理解の足りない言動が多い。また言葉遣いはしとやかで優しいが、自分の意に沿わないとすぐに泣き出したり世間体ばかり気にして子供達の気持ちを考えなかったりという困った一面もある。ピアノの腕は相当なもので、様々なコンクールで賞を総嘗めにしたほどらしい。

小山田萬純 #47〜 (声・高口公介)

 まん太やまんの子の父にして、小山田カンパニー総帥。1947年9月22日(1955年1月1日?)生まれ、乙女座(山羊座?)のO型。日本・東京都出身。まん太を自分の跡取りに据えるため、徹底的な教育を施している。その言動は厳しく帝王としての貫禄も充分だが、何故か子供並みに体が小さい。ファウストにヒラキにされたまん太を彼なりに心配し、アメリカへ留学させようとする。しかしまん太はそれを聞き入れず脱走したため、田村崎に命じてまん太の携帯電話に盗聴器を仕込ませまん太の言動を監視する。その結果グレートスピリッツの存在について知る事となり、軍を動かしてシャーマンファイトが行われている無人島へ攻め込み、グレートスピリッツの叡智を手に入れようとする。

小山田まん太 #1〜 (声・犬山イヌコ)

 小山田カンパニーの跡取り息子で、森羅学園中等部1年C組の生徒。1985年9月5日生まれ、乙女座のO型。日本・東京都出身。身長80cmという、父親譲りで年齢に似合わない小柄な体をしている。趣味は勉強、好きなものはタンシチュー。嫌いなものはゾンビなどのホラーチックなもの。跡取りに相応しい学力を身につけるべく、ひたすら学業に専念させられている。その不自由な境遇ゆえか葉の自由な精神に憧れ、霊が見える事も相まって葉と行動を共にするようになる。かなりツッコミのリアクションが激しいため、時には命までかけてしまう事も。

小山田まんの子 #47〜 (声・広橋涼)

 小山田カンパニーの長女で、まん太の妹。1994年3月3日生まれ、O型。日本・東京都出身。趣味はジャニーズ。幼いながらもパソコンを使いこなす才女だが、やはり父親譲りの体格をしている。性格はあまり良くなく、お高く留まった言葉で兄に不利な事を両親や田村崎に密告する。

オロナ #115〜 (声・土師孝也)

 旅のお笑い芸人で、南アメリカ原住民インディオのシャーマン。持霊はミック。1935年11月7日生まれ、蠍座のO型。享年63歳。南アメリカ・アマゾン出身、巫力は1300。趣味はネタ出し、好きなものはスープ。元はアマゾンの奥地にある小さなインディオの集落に住んでいたが、過疎化によって彼の部族は消滅。「本当の喜びとは平和な笑いの中にこそある」という事を世間に広めつつ、自らの意志と技を引き継いでくれる後継者を探す旅に出る。不治の病に罹っており余命いくばくもなかったが、運良くミックが見えるチョコラブと出会い彼を後継者として育て上げようと決める。しかしチョコラブの事でシャフトに絡まれ、チョコラブに夢を託して命を落とした。以後魂はグレートスピリッツの中に留まり、サティたちと協力して五人の戦士のために尽力する。媒介はジャガーズ。

カイゼル・T #78〜

 T−Productionの一員。日本出身。巫力は1300。趣味はアニメや美少女フィギュア、好きなものはウーロン茶。いつもTのマークが入ったバンダナを巻いている。媒介はバレーボール。

回天軸 #167〜

 下北KOMAMAXのチームリーダーで、唯一の独楽道継承者。1983年10月17日生まれ、天秤座のAB型。全てに優れた実力No.1独楽戦士で、超高速回転による摩擦から起こる炎で相手の独楽を焼き尽くす。

カドゥ #78〜 (声・高口公介)

 ガンダーラのメンバーで、明王の一員。持霊は愛染明王。1953年12月12日生まれ、射手座のB型。インド出身。趣味はダンス、ケータイいじり。好きなものはチキンマライカバブ。クシャトリア階級の名家出身の貿易商で、カレー屋店主もしている大富豪。普段はスターの仕事をしているらしい。よくメールを打っており(愛を育んでいる?)、メル友が50人はいるという。実は元々さほど金持ちだったわけでは無いようで、ガネーシャネイチャー(カドゥの欲望が生み出した魔羅の化身)の力で大成功を収めたらしい。しかしそのせいで家族に見捨てられてしまい、悲しみを紛らわせようと旅の女性との結婚を口実に連日バカ騒ぎをしていた。そしてある時偶然立ち寄ったサティたちに諭され(サティにも熱烈な求愛をしたらしいが)、心を入れ替えて彼女の配下となった。以来インド王族が食する真のカレーを世に広めるべく、専門店を世界中に展開している。媒介は携帯電話の愛のメモリーだが、攻撃する前に奇妙な踊りをする癖がある。

カフラー・プリツ #65〜 (声・千葉進歩、田邊幸輔)

 宇宙一のミイラ作りの名人兼ミイラ使いで、ナイルズの一員であるE・シャーマン。持霊はキトカ。1967年6月21日生まれ、双子座のB型。エジプト・ギザ出身、巫力は2600(後に2900)。趣味は剥製作り、好きなものはシュワルマ。エジプト魔術が宇宙一である事を世に知らしめるべく、シャーマンファイトに参加している考古学者・科学者。アナテルとは幼馴染で、彼の父親にシャーマンとして鍛えられた。棺の中に納められているキトカのミイラが媒介だが、長時間出しているとミイラの風化が進んでしまうので戦闘時以外は外に出さない。相手をミイラにすることも出来るほか、薬やメスも武器としている。

カメル・ミュンツァー #116〜 (声・小西克幸)

 ゴーレムの開発を行っていたシャーマン科学者で、ルドセブとセイラームの父親。1962年5月29日生まれ、双子座のO型。享年36歳。中東出身、巫力は2500。趣味は登山、好きなものはミートローフ。子供たちと共に移民としてアメリカへ移住してきた、白人系ユダヤ人。ゴーレムに関する研究が認められて博士号を手にしたが、研究に没頭するあまり子供達の相手もろくに出来ず、いつの間にか大切なものを見失ってしまっていた。カイラス山登頂グループで幹久と出会い、似たような境遇を持つ彼とすぐに意気投合。間もなく親友と呼べる間柄になり、自分に何かあった時はゴーレムと子供たちを頼むと彼に言い残す。そして1998年のクリスマスの日、子供達へのプレゼントを用意しての帰宅途中シャフトに絡まれ、チョコラブに殺されて何もかも奪われてしまった。以後魂は自分が死んだ事も認識できないまま、シャーマンファイトへの未練で地縛霊となりゴーレムにずっと取り憑いていた。やがてシャーマンファイトが始まりセイラームがゴーレムを操縦するようになったため、無意識の内に彼女に取り憑き未練の赴くままに自らの手で操縦を行うようになる。

カリム #32〜 (声・中田和宏、花輪英司)

 高原のプラントを守護し、ホロホロ・ICEMENを担当する十祭司の一人。持霊はブラックシクル。1971年4月24日生まれ、牡牛座のA型。巫力は2千。趣味はポスター集め、好きなものは回転寿司。顔が怖く近寄りがたい雰囲気を持つが、ホロホロや葉の命を案じる心の優しい人物。媒介は鍬もしくは雄牛の頭骨(パッチバックル)であり、具現化した持霊と一体となり牛の突進力を最大限に活かして戦う。上空から敵を勢いよく踏み潰す「ランブルブルブルーアム(牛車で散歩)」、強靭な角で敵を打ち据える「ボーンテッドボーン(オレの自慢のつの)」などの技を持つ。

カルロス #114〜

 ペヨーテのかつてのマリアッチ仲間で、ペヨーテの持霊。趣味はチャランゴ、好きなものはブリトー。酒と喧嘩を好む血の気の多い性格で、喧嘩っ早さが災いし客に銃で撃たれて死んだという。メキシコでは1・2を争うほど名の知れたマリアッチだったが、それは演奏の腕前よりも喧嘩っ早さによるものらしい。

カン太 #3〜

 1年前に交通事故で死んだ、自分の仕事に誇り高かった看板屋。趣味は絵画。酒山のビールの看板を描いていた時、白いペンキを取ろうとしてバランスを崩し脚立ごと道路に倒れトラックに轢かれてしまった。しかし未完成の看板が残ってしまうのが不快で成仏できず、霊感のある人間に無念さを訴え続ける内に思いが執念へ変わり地縛霊と化してしまう。それからは霊感のある人間が通る度、看板を落とし続ける悪霊と成り果ててしまっている。

カンナ・ビスマルク #26〜 (声・沢海陽子、遠藤さき)

 エクトプラズマーを生業とするハオ一派のメンバーで、花組のリーダー。持霊はアシュクロフト。1977年10月26日生まれ、蠍座のB型。ドイツ・ザクセン出身、巫力は7500(後に5万8千)。趣味はバイク、好きなものはシュタインビルツのスープ。愛称は「カナ」。ドイツの名家ビスマルク家(家紋はワイバーン)に生まれた令嬢だったが、赤子の頃から無意識にエクトプラズムを吐き出す霊媒体質だったので16年ずっと城に軟禁されて育った。不憫に思った両親は、あらゆる手を尽くして治療しようとしたが全て失敗。状況が改善される事はなかったが、彼女自身はそれなりに幸せだった。ところがシャーマンとして生きる決意をした矢先、両親が顧問弁護士ハインツの策略で事故死してしまい、ハインツや親族たちに遺産を根こそぎ奪われてしまう。ハオと出会ったのはこの時で、彼はハインツや親族のみならず城に至るまで全てを焼き払ってくれた。そしてシャーマンとして教えを受け、配下となって初めての外界に出たのである。クールで強気な性格であり、ドイツで人気の高いサイドカーのバイクを乗り回す。媒介は自ら吸っている煙草の煙であり、アシュクロフトを使役して戦う。

キト #78〜

 NAZCAの一員。仮面を付けている。

キトカ #123〜

 カフラーの持霊で、精霊化した人間霊。霊力は1800。カフラーが発掘した、とある王と一緒に埋葬されていた少女戦士。王の側近だったためか戦闘能力が非常に高く、体術を得意とする。

鬼道村修 #78〜

 ガンダーラの一員で、天のメンバー。持霊は阿と吽(仁王)。1975年11月3日生まれ、蠍座。現役の幽系プロレスラーで「オーザム」という名の職人肌マスクマンとして、堅実なレスリングスタイルで人気を得ている。ある時所属会社の方針で慣れない空中技を使用、転落事故を起こして生死の境を彷徨う。結局この時はシャーマン能力を得るも(無自覚)完治には至らず、レスリングができない体となって解雇され絶望。インドへ自分を見直す旅に出て、そこでガンダーラを知りサティと出会う。人柄に惚れ込んで押しかけ弟子となり、今では学園の守衛や体育教師を務めている。また修業によってシャーマン能力を自覚し、持霊を得た事でガンダーラの門番として自らの居場所を確保した。なおサティの治癒で怪我は完治し、今は晴れてレスリング界に復帰している。時々日本でもリングに上がり、ガンダーラの奇跡を己の体をもってPRしている。ちなみに、マイクパフォーマンスは苦手らしい。

恐山アンナ #9〜 (声・林原めぐみ)

 イタコを生業とする葉の許嫁で、森羅学園中等部1年C組に転校してきた中学生。日本・青森県出身。趣味はワイドショー鑑賞、裁縫、キーホルダー収集。好きなものは南部せんべい。特技は口寄せ、1080を使用しての降魔調伏など。夢はシャーマンキングとなった葉の妻となり、悠々自適の生活を送る事。後に竜が味方になってからは、炎を元にふんばり温泉を開業する事も夢に含まれる。霊視の能力を生まれながらに持っており、そのせいで恐山に捨てられていた所を木乃に拾われ麻倉家の嫁候補として育てられる。能力のせいで常に他人の考えが心に流れ込むため、彼女の心は人を信じる事が出来ず捻じ曲がってしまっていた。その心は鬼を生む事に繋がるので極力人との関わりを避けていたが、葉と出会った事がきっかけで霊視の能力は消えてしまう。変わりにシャーマンとして優れた才能を発揮、イタコとしての修業を受け二代目アンナを襲名。葉がシャーマンファイトに挑むに当たり正式な許嫁に決まってふんばりが丘に上京、葉を是が非でもシャーマンキングとするべく地獄の特訓を行う。性格はひたすら粗暴かつ尊大で、周囲に畏怖されるほどの圧倒的な迫力を持つ。しかも前鬼・後鬼を調伏し持霊としてしまうほどの巫力があり、実力的な意味でも彼女には誰も逆らえない。その反面葉の事を誰よりも大事にし心配する女性らしい一面もあり、葉のシャーマンファイト用戦闘装束は全て彼女の手作りである。前鬼・後鬼を従え超・占事略決の陰陽道を自在に操って戦うが、その戦闘力はハオと互角に渡りあえるほどで巫力無効化もお手の物。

キョンシー #11〜

 道士の呪符によって意のままに操られる、動く屍人形。

銀二 #65〜

 国語の教科書に載っている文学作品(?)の登場人物。斧を持って太一に相対していた。

緊縛上等 #69〜 (声・千葉進歩、宮園拓夢)

 拷問兄弟の片割れで、体罰上等の兄。身長2m30cmにもなる細身の長身を持つ、残忍なサディスト。腕に巻き付けた鎖と両手の拷問用木馬、チェーンソー等を武器としている。

グッシー建二 #4〜

 日本ボクシング界の神様とまで呼ばれた、偉大なチャンピオン。アフロヘアーと独特のファイティングポーズが売りであり、ジャブの嵐をかいくぐってのボディフックや必殺パンチ「ソウル・フック」で世界を奪ったという。飛内達史のボクサーとしての才能に目をつけて育て上げようとしたが、そうなる前にあえなく事故死し彼のジムも潰れてしまっている。

ぐまくらいさお #168〜 (声・大友龍三郎)

 青森県下北に住んでいる、土産のぐまくら店主。通称「ぐーちゃん」。1911年9月22日生まれ、乙女座のA型。二人の孫がいる元軍人で陸軍大将だったらしく、軍刀を所持している。上の孫は東京に出て行ったという。中鬼の攻撃による被害をタタリと勘違いし、それから助けてくれた葉に恩義を感じる事になる。

クリアコート #266〜

 カメレオンの精霊で、レニムの持霊。カメレオンの持つ擬態能力が精霊化によって研ぎ澄まされており、光・音・匂い・気配などの全てを完全に消し去る事が出来る。

グリーン・ガラム #78〜 (声・清水敏孝)

 霊媒師の家に生まれた貧しいマジシャンで、シャーマンファイト本戦参加者。持霊は伝説の殺人ピエロTHAT。1944年10月11日生まれ、天秤座のB型。巫力は851。趣味はジャグリング、好きなものはガム。アメリカ出身。リリララを脅迫し、無理矢理パッチの村の場所を聞き出そうとするが、実は人を殺すほどの度胸は持ち合わせていない。媒介はトランプとステッキ。

クリス・ブンスター #78〜 (声・佐々木誠二、最上嗣生)

 X−LAWSのメンバーで、X−Vのリーダー。持霊はハマーH1。1961年5月6日生まれ、牡牛座のO型。アメリカ・メンフィス出身、巫力は1万500(後に1万3500)。趣味は爆弾作り、好きなものはチーズケーキ。1991年の湾岸戦争に参加し、後に持霊となるハマーを乗り回していた元軍人。戦争中に霊能力に目覚めたといい、戦いの最中に後のターバインと敵同士として出会っている。ハオに両足を焼かれた事で復讐を誓い、X−LAWSに入隊する。今の足は鉄製の義足で、オーバーソウルで支えている。耐火性の肩パッドには切り札である「ハンドグレネードX」を収納し、常に持ち歩いている。媒介はメタトロンの名前が刻まれた聖なるミサイルであり、ブンスターランチャーから発射後メタトロンを具現化させて戦う。

グリンシーズ

 植物の精霊で、タリムの持霊。世界中の様々な植物が一体となった霊であり、各々が持つ特性を最大限に活かすことができる。

グレイソーサー #276〜

 太古の昔に地球に降り立った「来訪者」の霊で、ラザホーの持霊。UFOに乗って宇宙を飛行中、何らかのアクシデントにより瀕死状態でパッチの村に不時着。パッチのシャーマン治療でみるみる回復した彼はすっかり馴染み、多くの先端技術をパッチに伝授した。100歳で大往生した後も、パッチの持霊として未だに存在し続けている。未知の技術により重力を意のままに操る。

グレートスピリッツ #9〜

 全知全能の究極の霊であり、一般には神と呼ばれる偉大なる精霊の王。姿形や名前は様々に伝えられてはいるが、その実体は姿を持たない魂の集合体。宇宙の始まりを見た全ての魂の源であり、全ての魂が帰る場所。つまり地球56億年の記憶ともいうべき存在であり、地上で生まれた魂全ての歴史・知恵・技術・生物・星・理の全てが記録されている一つの霊界。内部は様々なコミューンに分かれており、レベルの高い魂ほど高い位置に存在する。これを見た者は自らの遺伝子に眠る記憶「ビジョン」を呼び覚ますが、その衝撃に耐えられない者は二度と意識が戻らないという。この偉大な存在を実際に持霊と出来るのは代々のシャーマンキングのみであり、それは全てを内包する宇宙のエネルギーを自在にできる事に等しい。過去から現在における全生物の能力・軌跡・奇跡の再現、自然現象・兵器・道具などの力やその組み合わせによる強大な力の発現など、正に絶対無敵と言える能力を持つ。内部でなく地上でオーバーソウルした場合は、前述の能力に加えて一種の移動要塞的な働きをする巨大超時空霊界となる。太陽風に等しい熱量・放射線を放出する「太陽面爆発(フレア)」、太陽表面で数万kmまで吹き上がる真紅のガス柱「紅炎(プロミネンス)」、ガスと氷から成る凶兆の箒星「彗星(コメット)」、無数の燃やし尽くせぬ天よりの使者「隕石(メテオ)」、星の進化の最終段階である銀河に及ぶ大爆発「超新星(スーパーノヴァ)」、重力崩壊によって生まれる超高密度の重力場「ブラックホール」など、戦闘の際に行使できる技はどれもが王たるに相応しい威力を有する。

黒部民子 (声・中島愛)

 1995年の北海道、ホロホロが通っていた小学校に転校してきた少女。都会から村をダムにするためにやって来た土建屋の娘で、「ダム子」とあだ名をつけられ当然ながら孤立した生活を送る羽目になる。事情は違えども自分同様に孤立するホロホロとは気が合い、少しずつ想いを寄せ合うようになっていった(「ホロホロ」という愛称も彼女がつけたもの)。しかしデートの真意を誤解したホロホロが全く口を利いてくれなくなり、理由を聞きたいと無言のホロホロを追って冬山に入るもそのまま遭難して凍死。霊となるも想いが残っていて成仏できず、ゴロロの提案を受け入れゴロロズブードキャンプによってコロポックルに変化し名をコロロと改める。ちなみに遺体は春になってからようやく発見され、ホロホロが彼女の死を知ったのもその時であった。

クロム #31〜

 洞のプラントを守護し、蓮・ファウストを担当するはずだった十祭司の一人。持霊はパープルキック。1975年7月13日生まれ、蟹座のO型。享年23歳。巫力は1千。趣味は歌と踊り、好きなものはジャンバラヤ。様々な文化や伝承などを書物にとして編纂、纏める事を生業としている。蓮のシャーマンファイト参加資格を試す試験で、必要以上の攻撃を受け命を落とす。ニクロムの兄であり、シルバとは大の親友だった。媒介は自らの両足であり、屈強な脚力を活かして敵を翻弄し強力なキックをお見舞いする「踊る虫(ダンスインセクト)」を得意とする。

軍荼利明王 #190〜

 五大明王の一人で、ヤイナゲの持霊。クンダリニー・ヨーガの守護神でもあり、身体や着物に絡まる蛇はクンダリニーの象徴。巫力無効化能力を持つほか、六本の腕で敵を高速で殴る「六臂ダム」は敵を一気に吹き飛ばす。

ケイン

 元デルタフォースの隊員で、ポーフの戦友。ハオの手で焼き殺された。

ケビン・メンデル #78〜 (声・高木渉)

 X−LAWSのメンバーで、X−Vの一員。持霊は300SLクーペ。1971年9月18日生まれ、乙女座のAB型。オーストリア・ザルツブルク出身、巫力は9700(後に1万100)。趣味は合唱、好きなものはザッハトルテ。元はオーストリアの憲兵特殊部隊「コブラユニット」に所属していた軍人で、狙撃手としてテロリストと戦っていた。10年前にハオたちをテロリストと勘違いして攻撃、返り討ちに遭って全身を焼かれ両腕を失う。瀕死状態だった所をジャンヌに救われ、復讐のためにX−LAWSに入った。焼け爛れた顔は常に仮面で隠し、両腕は鉄製の義手で銃が仕込まれている。媒介はレミエルの名前が刻まれた聖なる銃弾であり、ケビンアームズの指に仕込まれた銃から発射後レミエルを具現化させて戦う。

剣鎧童子 #236〜

 剣と鎧を持ち合わせている人造式神で、葉賢の持霊。敵の力を見極めるのが主な役目だが、時には主人と共に攻撃を仕掛ける。

コードネーム=ゾリャー・ガガーリク #78〜 (声・勝生真沙子、寺崎裕香)

 スラヴ神話の精霊使いを生業としている、ICEMENの一員。持霊はヴォジャノーイ。1982年1月13日生まれ、山羊座のAB型。ロシア・ケミ出身。巫力は2200(後に2300)。趣味は機械いじり、好きなものは蝦夷鹿肉のボルシチ。旧ソビエトの超能力研究の一環として作り上げられたシャーマンで、そこを自力で脱走し現在に至る。世界最強の自然を相手に戦ってきたという自負があり、それが彼女のプライドの元となっている。チーム内で最も攻撃力に優れており、攻撃の要を担う。媒介はシャーマンの太鼓であり、ヴォジャノーイを憑依させる事で空気中の水分をも操る事が出来る。

ゴーレム #26〜

 その昔、ミュンツァー一家の先祖を守るべく産み出されたという人造人間。今も続く争いを無くして国を持たない一家を救うべく、ミュンツァー博士が世界中を旅して甦らせた失われた秘法である。備わっている内蔵巫力の巫力値は55万。ただあくまでも媒介に過ぎないのでこれを動かす霊が必要であり、その役目は博士の妻(ルドセブやセイラームの母)が負う事となったらしい。頭には真理を意味する「emeth」、そして胸には世界の謎を全て解き明かせるという「セフィロトの樹」の図表が描かれている。セイラームが乗り込む操縦席はF−15戦闘機の流用品らしく、他にも体の大部分は兵器パーツの流用である。「空のモード」「戦のモード」「セフィロトブラスト形態」「海のモード」など幾つかのモードチェンジを行える他、眼球の部分から発するレーザービーム、霊視に似た力で魂そのものを探し当てる「スピリット・サーチ・システム」、セフィロトの樹の図表から数本のレーザーを同時発射する「セフィロトブラスト」、自らの等身大ほどのレーザー砲「真理砲(エメトブラスト)」、シャーマンの巫力を削るためにオーバーソウルを完全破壊する「容器の破壊(シュヴィーラー)」、頭部から撃ち出すレーザー砲「頭砲(ヘッドブラスト)」、自ら分解する「崩壊スイッチ」などの機能が備わっている。また蓄えられた巫力が尽きない限り、いくら壊されても無限に再生することが出来る。ただし非常用として、死を意味する「meth」と書かれた自爆装置も内蔵している。

小鬼 #9〜

 木の葉に土地の精霊をオーバーソウルさせて作り出す、小さな式神。霊力は一体につき100。日常生活における雑用や家事、敵への体当たり攻撃など、様々な役目をこなす。

後鬼 #90〜

 超・占事略決に封じられている、かつて前鬼と共に葉王が従えていた式神。護鬼ともいう。霊力は1万。元は羽茂忠具が従えていた式神だったが、忠具が死亡した際に葉王が自分のものとした。媒介は紙人形だが鬼だけあって凄まじい力を持っており、葉明ですら到底歯が立たない。しかしアンナにあっさりと降魔調伏されてしまい、以後は彼女の忠実な持霊となる。後にアルミが三代目アンナを襲名する際、アルミに譲られ彼女の持霊となる。主な役割は、大鎌を武器としての迎撃。

虚空蔵菩薩 #カドゥ 驕るマハラジャ〜

 広大な宇宙の様に無限の智恵と慈悲を持つ菩薩で、サティの持霊の一人。インドにおける旅路で知り合った。

黒桃 #53〜

 1800年前の馬孫の愛馬で、馬孫と共に戦場を駆け抜けた馬。霊力は1500。その耳は闇に潜む敵を聞き分け、その目はいかなる攻撃をも見極め、その足は一瞬で敵の懐に潜り込んだという。死して霊となってからも常に馬孫と共にあり、白凰を媒介として蓮や馬孫と共に戦う。

伍上等 #70〜

 五福星隊の一員で、全身に銃火器を仕込んでいるキョンシー。圧倒的な火力を誇る。

コックリエンジェルキューピッドさんたまお #特別ふろく〜

 出番の少ないたまおのために、ポンチとコンチが用意した映画。ロリータ魔人・木刀の竜と祭魔から街の平和を守るべく、修験の力を振るう正義の魔法少女という設定である。しかしポンチとコンチに毎回見せ場を奪われており、活躍できた事は無い。なお、他の登場人物も設定上は決まっている模様(ポンチとコンチはペットのポンティとコンティ、アンナは恋のライバル兼お友達で仏の力を持つ魔法少女アンナさん、前鬼と後鬼はアンナさんに仕えるマエとウシロ、ジャンヌは裁きの力を持つお友達の魔法少女ジャンヌさん、シャマシュはジャンヌさんを支える神様コシャマシュ、マルコは魔法少女に危険が迫ると現れるメガネ仮面様)。

コバヤシ #3〜

 マラソン中にバイクとぶつかって死んだ、元森羅学園中等部の生徒。趣味が陸上で生前は陸上部のキャプテンだったため、短距離でも長距離でも走る事なら何でも得意である。

コメリ #78〜

 ガンダーラのメンバーで、如来の一員。持霊は馬頭観音。1994年2月1日生まれ、水瓶座のB型。インド出身。趣味はビーズ細工、好きなものはグラブジャムン。サティが経営する学園に通っている。少し臆病なところがあるが、幼いながらも如来クラスの持霊を持つ天才少女。石仏を媒介とし、全天衣(フルアーマー)馬頭を駆使して戦う。

御霊神 #172〜

 京を外から来る鬼から守るため、陰陽師が鬼門に配置した鬼神たち。名の由来は霊に霊をぶつける儀式「御霊会」から来ている。

ゴルドバ #27〜 (声・鈴木れい子)

 十祭司を取り纏めるパッチ族の族長で、シャーマンファイト実行委員長。持霊は先代パッチ族族長ビッグチーフ。1921年10月1日生まれ、天秤座のO型。好きなものは肉。パッチの民としてあくまでも中立を保ち一族の使命を忠実に果たそうとしているが、本心では裏切り者であるハオの事を快く思っていない。彼の本来の役割は、シャーマンキングの決定後に王の社を直接護衛する事である。キセル(パッチパイプ)を媒介に、持霊をそのまま具現・巨大化させて乗り込み戦う。

コロポックル #26〜

 自然と人間の調和を保つ、「フキの葉の下の小人」という意味の精霊たち。北海道に住んでいてアイヌ民族と共存しているほか、迷った魂をあるべき場所へ導く役目も担う。限りなく続く開発のせいで住処がどんどん無くなっており、絶滅の危機に瀕している。

コロロ #26〜 (声・水樹奈々、中島愛)

 コロポックルの一人で、ホロホロの持霊。霊力は750(後に2万1千)。趣味はかくれんぼ。澄んだ摩周湖のような瞳に、トラビスチヌ修道院名産のバター飴のような白い肌をしていて、その愛くるしさはもはや武器といってもいいほど。外見が似ているせいか、まん太をかなり気に入っている。大気中の水分を雪や氷に変える力をもって、ホロホロと共に戦う。実はホロホロを好いていたダム子が精霊となった姿。

ゴロロ #183〜

 コロポックル(ゴロボックル?)の一人で、リカンの持霊。霊力は2300、身長190cm。本来は小人のはずのコロポックルが、どういうわけか進化して大きくなった変わり者である。見た目からコロポックル仲間には怖がられているが、気が優しく力持ちで霊力も高い。地縛霊になりかけていたダム子の霊を、コロポックルのコロロとして鍛え上げた。

コンチ #26〜 (声・柏倉つとむ、観世智顕)

 キツネの霊が400年を経て精霊となった、たまおの持霊。日本・埼玉県出身、霊力は1千。趣味は覗き、好きなものは飴。凄まじく乱暴で猥雑な性格で主であるたまおの言う事はほとんど聞かず、ポンチと共に好き勝手している事がほとんど。弱い相手にはとことん強気で、強い相手には卑屈といっていいほど腰が低くなる。刃先が渦状の形をした剣を武器にしているほか、小便をぶっかけて精神的に敵をいたぶる下品な戦い方をする。ちなみに、死因は犬に食われた事。

サティ・サイガン #10〜 (声・小松由佳、三石琴乃)

 姫とも呼ばれているガンダーラの指導者で、如来のリーダー。持霊は大日如来。1963年12月31日生まれ、山羊座のA型。日本出身。趣味は旅行。幼い頃は西岸サチという名で、温泉街の貧乏寺・西岸寺に拾われて育った孤児。牛乳配達で貧しい寺の経済を支え、愛と勇気とツッコミを武器に決して諦めず頑張る力を身に付ける。勝ち気で元気のいい性格だが、当時出会ったセンジュに対し恋愛感情のようなものも見せている。センジュが悟りを開いて大日如来になったように、彼女もインドへの旅路で弥勒菩薩の生まれ変わりとして悟りを開き、多くの仲間と仏の信頼を得て神クラスのシャーマンに成長。長となってからは「もれなく衆生を救う」べくインドで毎日を過ごしていたが、ハオ打倒を目標としてシャーマンファイトに参加する。五人の戦士を導く事を自らの宿命と考え、あらゆる手段を講じて戦士と認めた葉たちを支援する。媒介は錫杖。なお、閻魔大王や初代アンナとは旧知の仲。

佐藤 #246〜

 「よこしま」の艦長を務める自衛官。萬純の要請により、無人島を占拠したテロリスト集団の捕縛に向かう。

サパタ #115〜

 ペヨーテのかつてのマリアッチ仲間で、ペヨーテの持霊。趣味は酒、好きなものはエンチラーダ。酒と喧嘩を好む血の気の多い性格で、くだらない喧嘩で死んでしまったという。メキシコでは1・2を争うほど名の知れたマリアッチだったが、それは演奏の腕前よりも喧嘩っ早さによるものらしい。

SAB ふんばりの詩−今夜は五目ずし−〜

 葉がテレビで見ていた歌手。見ていると五目ずしが食いたくなるらしい。

サベージ・パン #78〜 (声・千葉進歩、宮園拓夢)

 元カナダの漁師で、シャーマンファイト本戦参加者。持霊は祖先でもある古い輸送船船長の霊キャプテンロール。1965年8月18日生まれ、獅子座のB型。巫力は1020。好きなものはパン。カナダ出身。乱暴な性格でリリララを脅迫して無理矢理パッチの村の場所を聞き出そうとするが、実は人を殺すほどの度胸は持ち合わせていない。媒介は鎖付きの錨。

サマンサ #65〜

 アメリカのロマの魔女で、MAGICAL PRINCESSの一員。持霊はアスモデ。1922年4月15日生まれ、牡羊座のO(AB?)型。アメリカ出身。趣味はタロット占い。歴代アメリカ大統領夫人のアドバイザーとして暗躍していたが、広告代理店重役との結婚を機に引退。夫が亡くなってから老いて失われていく若さに耐える事が出来ず、子孫の制止を振り切ってシャーマンファイトに参加。グレートスピリッツの力で永遠の若さを手に入れようと3人で誓い合い、シャーマンキングを目指している。実は500年前のシャーマンファイトで、ハオに付き従った魔女たちの子孫。媒介は杖。

参上等 #70〜 (声・川原慶久、伊原正明)

 五福星隊の一員で、象の足を持つキョンシー。その凄まじい重量で敵を押し潰す。

300SLクーペ #104〜

 かつてスーパーマルコで販売していたと思われるエキゾチックカーの精霊で、ケビンの持霊。霊力は1万2千。天使の一部が組み込まれた機械精霊となっている。

ジーブリ #77〜

 木刀の竜ファミリーの一員。美少女崇拝という点で竜とは気が合うらしい。

ジェイ #78〜

 COWBOYSの一員。ヒゲと帽子が特徴。

ジェイク

 元デルタフォースの隊員で、ポーフの戦友。ハオの手で焼き殺された。

ジェーン・ダイゼル #87〜 (声・進藤尚美、富樫美鈴)

 リアムの妻で、リゼルグの母。夫がハオの誘いを断った際、夫共々惨殺されてしまった。温和な性格で、リゼルグをとても大事にしていた模様。

凶凶 #150〜

 ジャイアントパンダの精霊で、ザンチンの持霊。中国出身、霊力は540。趣味はタイヤ遊び、好きなものは笹。動物園でみんなに好かれていた人気者だったが、脱走を図った上に人を襲ってしまい射殺され、未練を残して霊となる。ザンチンが大金で自由を得ている嫌われ者の自分とどちらがより不幸かと考えている時に、なんやかんやで心の交流を果たしたらしい。

シガラキ #143〜

 山神の一体であるタヌキの精霊で、幹久の持霊。霊力は1万。化けるのが得意で、彼の式神として働く。

式神 #9〜

 木の葉や紙を媒介に、霊をオーバーソウルさせて作り出す使い魔の総称。鬼神を調伏して従わせる際の呼び名でもある。その用途は家事から暗殺まで幅広く、日本の歴史の中でも大いに暗躍してきたという。陰陽師が最も得意とする呪術だが、もしもこれが破られた場合は術者本人に逆流してくる「呪詛返し」となってしまう。

地蔵菩薩 #189〜

 六道を輪廻し衆生を救うという菩薩で、大栄の持霊。サティが幼少時に知り合ったジゾウであり、弥勒菩薩出現まで現世を守護するために人の持霊として活躍する。

島村丈太郎

 スズの婚約者で、アメリカのカントリー音楽が大好きだった少年。享年19歳。通称島根のジョー、代表曲は「ゴーイング出雲」。戦争が始まって徴兵された時、彼は憧れのアメリカに行けると思って寧ろ喜んだが、行先は満州で着くなり仲間共々道珍の手で殺されてしまった。死体は珍によってキョンシーにされ、後に蓮の手で両断される。

ジミー #78〜

 COWBOYSの一員。笑顔がチャームポイント。

寂尊 #78〜 (声・佐藤健輔)

 ガンダーラのメンバーで、明王のリーダー。持霊は不動明王。1970年8月29日生まれ、乙女座のA型。中国出身。趣味は太極拳、好きなものは甘栗。元香港黒社会の殺し屋だったためか、ガンダーラの中では珍しく激しい気性の持ち主でかなり気が短い。中国武術・内家拳の達人で、普段はサティのボディーガードや学校で太極拳の講師をしている。媒介は独鈷杵。

ジャック #10〜

 元殺人鬼の少年の霊で、マッチの持霊。霊力は700。ロンドンで起きた無差別連続殺人事件の犯人であり、警官に撃たれて死ぬまで112人を殺した。とはいえ世界的に有名な切り裂きジャック当人ではなく、彼は2番目に当たる。生前は何をやっても何もできず、まるで存在感の無い空気のような人間だったが、親を疎ましく思う少女の両親を殺してあげたところ、初めて何かを為す事が出来たと達成感に震えた。そして殺人犯として追われるようになった事で、自分が空気ではなくなったと実感し満足して撃ち殺されたのである。死後は愛用していたナイフに取り憑いていたところ、彼の成仏を願う老魔女マティスにナイフごと引き取られ数十年を孤独に過ごす(なおマティスは彼に封印されたと思い込ませていたが、実際は封印など無くいつでも外に出られる状態だった)。拾われてきたマチルダに興味を持って話しかけたところ反応があり、それ以降は少しずつ親交を重ねて友人のような間柄になっていく。マティスを焼き討ちに来た村人をマチルダと共に追い返し、その時に正式な持霊としてマチルダに付いていく決心をした。オーバーソウル時には切り裂きジャックと化し、切れ味の鋭いナイフと全身に仕込まれた刃を武器に戦う。必殺技は、全身の刃で相手を切り刻む「トリック・オア・トリート」。

シャマシュ #124〜

 紀元前1700年人類にハンムラビ法典を授けたとされる神で、ジャンヌの持霊。霊力は52万、趣味は判決(だいたい死刑)。元はメソポタミア神話の太陽神であり、ハンムラビ王時代のバビロンで最も崇拝されていた神である。元々教会に封印されていたのだが、巡礼中のラキストによって発見された。「目には目を、歯には歯を」の言葉どおり、やられたらやり返すのを基本としている。赤ん坊程度の大きさからパッチスタジアムほどの大きさまで、自由に体を変化させる事が出来る。大きな斧を武器に罪人に死刑判決を下すが、それとは正反対の完全治癒能力も持ち合わせている。故に大いなる愛を持って行われる「ゴッドハグ」は、全てを優しく包み込む。

沙問 #15〜 (声・緒方賢一、遠藤大智)

 鋭銃拳の達人で、白竜の師匠。1895年3月31日生まれ、牡羊座のO型。享年96歳。白竜が幼い頃からカンフーの基礎を教えており、彼にとっては人生の師でもあったという偉大なカンフーマスターである。武道を制するのは技術でも体力でも若さでもなく己を殺す心であり、己を殺せば自ずと進むべき道が見えてくるという信念を持っている。

ジャンクフード #18〜 (声・子安武人、光部樹)

 いつもフードを被っている、木刀の竜ファミリーの一員。1980年6月24日生まれ、O型。埼玉県出身。趣味は解体、好きなものはハンバーガー。木枯し吹く寒い夜に、肉まんを奢ってくれた竜に恩義を感じている。フードの下はおかっぱ頭。

十一面観音 #カドゥ 驕るマハラジャ〜

 十種勝利と四種功徳を齎すと言われる観音で、サティの持霊の一人。インドにおける旅路で知り合った。

ジョアン #114〜

 ペヨーテのかつてのマリアッチ仲間で、ペヨーテの持霊。趣味は酒、好きなものはフラウータ。酒と喧嘩を好む血の気の多い性格で、喧嘩っ早さが災いし客に銃で撃たれて死んだという。メキシコでは1・2を争うほど名の知れたマリアッチだったが、それは演奏の腕前よりも喧嘩っ早さによるものらしい。

丈二 #ふんばりの詩−青春編−ミッキーの世界〜

 幹久が売れないミュージシャンだった頃、バンド「くわがたむし」を組んでいた仲間の一人。商業主義者らしい。

正八幡大菩薩 #カドゥ 驕るマハラジャ〜

 武運の神・弓矢八幡として崇敬を集める菩薩で、サティの持霊の一人。インドにおける旅路で知り合った。

ジョータリー・オノックス

 身寄りの無い子供達を進んで引き取っていた街の名士。親を失ったリゼルグやワットも彼の世話になっていたが、マフィアと通じ人身売買を生業とする裏の顔を持つ。生前のリアムがその悪行を調べ上げ、あと少しで法の下に裁けるところまで行ったが、彼がハオに惨殺された事で難を逃れていた。しかし以前からその事を知っていたワットに止めるよう言われ、リゼルグの能力を試す意味合いもあってワットを射殺。霊と話すリゼルグを見てリアムと同様の能力を確認、保身のために始末しようとしたが突如現れたハオの手でマフィア共々焼き殺された模様。

ジョーンズ

 元デルタフォースの隊員で、ポーフの戦友。ハオの手で焼き殺された。

ジョニー #78〜

 COWBOYSのリーダー。帽子を被っている。

ジョン・デンバット #78〜 (声・小西克幸)

 X−LAWSのメンバーで、X−Uのリーダー。持霊はアストンマーチン・DB4。1984年(1975年?)9月4日生まれ、乙女座のA型。イギリス・オックスフォード出身、巫力は7500(後に8300)。趣味はギター、好きなものはホットクロスバンズ。元SAS(ブリティッシュ・スペシャル・エア・サービス)隊員で、戦争中にハオの被害を受けX−LAWSに入った。同じ部隊員だったミイネとは仲が良く、密かに想いを寄せている。媒介はラファエルの名前が刻まれた聖なる鉄鋼弾であり、デンバットグレネードから発射後ラファエルを具現化させて戦う。故郷に弟がいる模様。

シルヴァーサン #18〜 (声・川原慶久)

 体格にかなりの自信を持つ、木刀の竜ファミリーの一員。1981年2月13日生まれ、A型。埼玉県出身。趣味はアメ車、好きなものはホットドッグ。ファミリー内で最も背が高く筋肉質で、常に体格を誇示するタンクトップ姿である。

シルバーアームズ #27〜

 シルバの持霊である5体の精霊の総称。後にアルミが三代目アンナを襲名する際、アルミの持霊となる。

シルバーウィング #27〜 (声・大倉正章、宮園拓夢)

 死後500年を経て精霊となったハクトウワシで、シルバーアームズの一体。短気で口やかましい性格。媒介は鷲の羽飾りであり、シルバに空を駆ける飛行能力を与える事が出来る。

シルバーシールド #27〜 (声・川田紳司、宮園拓夢)

 死後500年を経て精霊となったアナホリゴファーガメで、シルバーアームズの一体。割と穏やかな性格をしている。媒介は亀の甲羅の欠片であり、固い甲羅は敵の攻撃を防ぐ盾となる。

シルバーテイル #27〜 (声・清水敏孝、宮園拓夢)

 死後500年を経て精霊となったコヨーテで、シルバーアームズの一体。いつも不敵な笑みを浮かべており、口癖は「チッ」。媒介はコヨーテの足や狼の尾であり、大地を蹴るシルバの脚力を強化する事が出来る。

シルバーホーン #27〜 (声・鈴森勘司、宮園拓夢)

 死後500年を経て精霊となったアメリカバイソン(バッファロー)で、シルバーアームズの一体。喋るのが非常に遅く、いつも「オラ」しか言えていない。媒介はバッファローの角で、シルバの足に憑きバッファローの突進のような衝撃波を生み出す。また、敵を貫くショットガンにも変身可能。

シルバーロッド #27〜 (声・小松由佳、宮園拓夢)

 死後500年を経て精霊となったサンゴヘビで、シルバーアームズの一体。性別はメスで、面倒臭がり屋。媒介は蛇の顎の骨であり、シルバの腕に憑いて強力な鞭となる。敵に絡み付いて動きを封じたり、人から物を奪ったりするのにも使える。

シルバ・ニウムバーチ #27〜 (声・緑川光)

 氷河のプラントを守護し、葉・竜・蓮を担当する事になる十祭司の一人。持霊はシルバーアームズの5体。1971年9月16日生まれ、乙女座のB型。巫力は1万5千。趣味はアクセサリー作り、好きなものはラーメンライス。十祭司としての使命に誇りを持ち、シャーマンファイトを成功させるべく尽力している。しかしその一方でパッチ族に転生した時のハオの子孫であるため、裏切り者の血が流れている事に責任を感じ、ハオがシャーマンキングになるのを阻止しようともしている。その準備として超・占事略決をアンナから譲り受けたり、ラジムに頼んでハオの戦闘の様子を隠し撮りしてもらったりと、手段を選ばない一面も。遂には五大精霊をも手に入れようとするがニクロムとマグナに感付かれて捕まり、レニムとブロンの調教を受ける羽目になる。媒介は5体の力を象徴する5つのアクセサリーであり、「トーテムポール砲」「血肉の槍」や5体の特性を臨機応変に活かして戦う。クロムとは大の親友だったほか、シャーマンファイト中に娘のアルミが生まれている。

ジン #188〜

 ターバインの一族が家宝にしている魔法のランプの精霊で、ターバインの持霊。霊力は3千。趣味はランプの中を磨く事。代々ターバインの一族を守護してきた神霊で主人に忠義を尽くし、「願い」という形での命令は100%遂行する。

杉本良 #26〜 (声・小野坂昌也、鈴木達央)

 ハオ一派のメンバーであるBoZのエレキビワ担当で、土組の一員。持霊は魑魅魍魎。1971年7月1日生まれ。日本・群馬県草U出身、巫力は400。趣味はギター、好きなものは納豆。元は光線寺の小坊主で、善と共に木魚のビートにグルーヴ感溢れるお経を乗せた世界初の坊さんアーティストを目指し、和尚の目を盗んではひたすら練習に励んでいた。そんな1989年のある日、突然現れたハオの誘いに乗りシャーマンファイトに参加する。4弦の琵琶を改造した特注エレキ琵琶を常備しており、サウンドを担当している。善のお経で小石を媒介に魑魅魍魎を生み出し、音楽を奏でる事でそれを操り戦う。

スズ

 出雲大社前駅ホームのベンチで、婚約者のジョーを50年も待ち続けている地縛霊。同じベンチを唯一の居場所とするよしみで葉と仲良くなり、彼のおかげでジョーの魂と再会し成仏する。

スズキ #3〜

 5年前にイジメが原因で自殺した、元森羅学園中等部の生徒。趣味は勉強であり、成績はいつも学年トップだったという。

スピリット・オブ・アース #256〜

 五大精霊の一つで、樹木を育み金属を抱える土を司る最高の地霊。霊力は33万。世界中に伝わっている、ありとあらゆる大地への崇拝・感謝の念・地震や土砂崩れに対する恐怖の念から生まれた神々たちの原型ともいえる。能力は質量・重力の制御、大地の擁する鉱物の特性、土壌の生命に与える恩恵など、大地が持ち得る全ての温もりに満ちた力。パッチによって冥府の神・閻魔大王に預けられている。ボディはグレートスピリッツ同様魂の集合体であるため、魂を捕食・吸収する事により際限なく力を増す。

スピリット・オブ・ウィンド #68〜

 五大精霊の一つで、駆け抜ける風を司る最高の風霊。霊力は33万。世界中に伝わっている、ありとあらゆる風への崇拝・畏怖の念・嵐や台風に対する恐怖の念から生まれた神々たちの原型ともいえる。能力は気流・気体・気圧の制御や冷却など、風が持ち得る全ての烈しくも優しい力。パッチによって西洋地獄の大公・メフィストフェレスに預けられている。ボディはグレートスピリッツ同様魂の集合体であるため、魂を捕食・吸収する事により際限なく力を増す。

スピリット・オブ・サンダー #68〜

 五大精霊の一つで、雷を司る最高の雷霊。霊力は33万。世界中に伝わっている、ありとあらゆる雷への崇拝・畏敬の念・落雷に対する恐怖の念から生まれた神々たちの原型ともいえる。能力は電流の制御・様々な放電・電気現象・磁力現象など、雷が持ち得る全ての清く厳しい力。パッチによって黄泉の神・黄泉津大神イザナミに預けられている。ボディはグレートスピリッツ同様魂の集合体であるため、魂を捕食・吸収する事により際限なく力を増す。

スピリット・オブ・ファイア #68〜

 五大精霊の一つで、全てを燃やし尽くす火を司る最高の火霊。身長1232cm。霊力は33万。好きなものは魂。世界中に伝わっている、ありとあらゆる火への崇拝・火事に対する恐怖の念から生まれた神々たちの原型ともいえる。能力は熱の制御・燃焼現象・発光現象など、火が持ち得る全ての力。ハオがパッチ族に転生した際、盗み出されて持霊となった。ボディはグレートスピリッツ同様魂の集合体であるため、魂を捕食・吸収する事により際限なく力を増す。気が短い。

スピリット・オブ・レイン #68〜

 五大精霊の一つで、無料の水分を齎す雨を司る最高の水霊。霊力は33万。世界中に伝わっている、ありとあらゆる水への崇拝・願望の念・津波や洪水に対する恐怖の念から生まれた神々たちの原型ともいえる。能力は水流の制御・浸透・溶解現象・冷却や熱交換など、水が持ち得る全ての慈しみ溢れる力。パッチによってエジプトの冥界神・アヌビスに預けられている。ボディはグレートスピリッツ同様魂の集合体であるため、魂を捕食・吸収する事により際限なく力を増す。

スペースショット #1〜 (声・大倉正章、田邊幸輔)

 木刀の竜ファミリーの一員で、よくアパッチとコンビを組んでいる武闘派。1981年1月12日生まれ、A型。埼玉県出身。趣味はトランスフォーマー、好きなものはラムネ。夏祭りの夜、ヤクザに絡まれていた所を助けてくれた竜を心から慕っている。聞き間違いが多いのが特徴。

清鏡 #78〜

 主に広報・情報収集を担当するガンダーラのメンバーで、菩薩のリーダー。持霊は摩利支天。1971年2月8日生まれ、水瓶座。台湾出身。趣味は各種プログラムの製作であり、ガンダーラのサイト管理も彼の仕事。父が代々日本で住職をしている日系台湾人で、幼少時よりシャーマン能力を持っていた。大学卒業間近の頃に枕元に立った摩利支天にインドへの旅を促され、それも一興と旅立って目にしたのは世界の広さと堕ちていく世界の在り様。そしてガンダーラの学園に辿り着き、サティの活動に心を打たれてそのまま一員となる。摩利支天の能力である幻影術を自在に操り、隠密活動を行う事に長けている。

勢至菩薩 #カドゥ 驕るマハラジャ〜

 智慧の光を持って一切を照らし衆生が地獄・餓鬼界へ落ちないよう導く菩薩で、サティの持霊の一人。インドにおける旅路で知り合った。

セイラーム・ミュンツァー #26〜 (声・堀江由衣、下地紫野)

 ルドセブの妹で、KABBALAHERSの一員。1994年2月16日生まれ、水瓶座のO型。アメリカ・ニューヨーク州出身、巫力は800(後に4800)。好きなものはフレンチトースト。父や兄と共に移民としてアメリカへ移住した、白人系ユダヤ人。クリスマスの夜に帰りの遅い父を迎えに行ったのだが、無残に殺された父を発見したショックで一切の感情を失くしてしまったという。しかし実際は感情を失ってなどおらず、心を閉ざして無口を装っていただけだった。その理由は、ゴーレムの動力源として母の霊がオーバーソウルされているのを知ってしまったため。ルドセブの言う通りに呪文を唱え、ゴーレムを操って戦う。

精霊 #9〜

 自然界に存在している、人間霊ではない魂。自我の強い人間霊とは違い、その魂の姿を自在に変化させることが出来るのが特徴。それは各々の能力をダイレクトに発揮して、術者を守るためであるという。本来は何らかの強い念を残してこの世に留まった霊が、何百年も経つ内に元の形を忘れ念の塊となった者たち。

精霊クラス #97〜

 死後長い年月が過ぎ、徐々に元の形を失って魂そのものの姿へと変貌しつつある魂の事。

前鬼 #90〜

 超・占事略決に封じられている、かつて後鬼と共に葉王が従えていた式神。戦鬼ともいう。霊力は1万。元は羽茂忠具が従えていた式神だったが、忠具が死亡した際に葉王が自分のものとした。媒介は紙人形だが鬼だけあって凄まじい力を持っており、葉明ですら到底歯が立たない。しかしアンナにあっさりと降魔調伏されてしまい、以後は彼女の忠実な持霊となる。後にアルミが三代目アンナを襲名する際、アルミに譲られ彼女の持霊となる。主な役割は、盾を武器としての積極的な攻撃。

大栄 #78〜

 ガンダーラのメンバーで、如来の一員。持霊は地蔵菩薩。1923年10月6日生まれ、天秤座のO型。中国出身。趣味は写経、好きなものは豆腐料理。メンバーの中では最年長で、サティへの敬愛心も随一。老齢に達した今も厳しい鍛錬を怠らないその姿勢は、サティからも尊敬されている。石仏を媒介とし、全天衣(フルアーマー)地蔵を駆使して戦う。

大太郎 #麻葉童子U〜

 羽茂忠具の一番弟子。生まれつき顔に大きな痣があるせいで周囲に忌まれ、一人でいる内にいつの間にか霊力が身についていたらしい。そして忠具に拾われ今に至るが、裏で密かに山田道茉と繋がって鬼祓いの儀を台無しにしようと画策している。ただそれは忠具の自身に対する評価を高めたいという願い故だったが、実は手を組んでいた忠具と道茉の思い通りに動かされているにすぎなかった。かくして鬼祓いの儀では師と仰いでいた忠具自身に殺され、絶望の果てに多数の魑魅魍魎を憑かされて誰の目にも見える超実体鬼人・人間式神大太郎法師と化してしまう(後にダイダラボッチと呼ばれる事となる)。

太一 #65〜

 国語の教科書に載っている文学作品(?)の登場人物。銃を持って銀二に相対していた。

大天狗 #236〜

 修験者の様相をした鼻の長い赤ら顔の大妖怪で、葉賢の持霊。霊力は38万。神とも悪魔ともいわれるその力は凄まじく、様々な神通力を使って敵を仕留める。

大日如来 #189〜

 仏法最高神といわれる仏様で、サティの持霊。実はサティが幼少時に知り合ったセンジュが悟りを開き、宇宙の真理を得て進化した姿。温厚な性格。

体罰上等 #69〜 (声・清水敏孝、最上嗣生)

 拷問兄弟の片割れで、緊縛上等の弟。身長3m90cmの巨漢で、残忍なサディスト。背中の丸鋸と鎖付きの刺付き鉄球を武器としている。

道円 #15〜 (声・江原正士、手塚秀彰)

 道士を生業としている道家42代目頭首(婿養子)で、蓮と潤の父。持霊は道家の先祖たち(霊力合計3800)。1956年11月30日生まれ、射手座のA型。中国・貴州出身、巫力は2万。趣味は子育て、好きなものは蝉。長として先祖の意志を継ぐ証に先祖たちの魂と共にあり続けねばならないため、先祖たちの位牌を体中に巻き付けている。そして彼らの意志を忠実に引き継いで一族の夢を叶えるべく、是が非でも蓮をシャーマンキングにしようとしている。民衆への復讐と道家の再興が「正義」であり、それを実行するのに絶対に迷ってはならないという信念を持つ。よって人を信じる事は迷いに繋がると考え、子供たちにすら心を開かず「大道王」の姿で欺き続けていた。しかし一時帰郷した蓮の我不迷という信念に触れてからは、少しずつ心境が変化し始めている。宝雷剣を媒介としており、「大道王」や「大道龍」を操って戦う。

道潤 #11〜 (声・根谷美智子)

 道士を生業としている、道家の長女。持霊は李白竜。1981年10月10日生まれ、天秤座のA型。中国・貴州出身、巫力は1200(後に1万)。趣味はショッピング、好きなものは麻花。弟の蓮をシャーマンキングとすべく、円の命で来日した蓮の教育係。蓮のために葉から阿弥陀丸を奪い取ろうとするが、白竜の自我が復活した事で敗北し失敗に終わる。しかしこの戦いで封じ込めていた本来の優しさを取り戻し、道家の宿命に苦しむ蓮を救いたいと考えるようになる。性格は温和で弟思いの姉そのものだが、一度キレると誰にも止められない怖い一面も。最初は意志を封じた白竜を呪符で操り戦っていたが、葉との戦いが切っ掛けで白竜と強い信頼関係を築いて以降は白竜の戦いをサポートする形をとっている。時々好みで白竜を改造する事により、彼女の命令によって発動する隠し武器を仕込んだりもしている。また人体の構造に詳しい点を買われ、サティの教えで巫力を使ってのイメージによる治療を修得、死体に魂を呼び戻し蘇らせる事が出来るようになる。

道珍 #15〜 (声・柴田秀勝)

 道士を生業としている道家41代目頭首で、円の父にして蓮と潤の祖父。持霊は四柱の悪神と言われる四凶(窮奇:霊力5千。大虎に似た姿で、敵の偽善の仮面を引き裂き黒い腹を剥き出しにする。混沌:大犬の化物。敵が誇示する力を全て無意味な飾り物と化す。饕餮:羊のような姿。混沌が飾り物とした敵が誇示する力を、好みの味付けで貪り喰らう。檮杌:人面虎足で猪の牙を持つ。抵抗する敵の全てを完膚なきまでに破壊し尽くす)。1926年1月8日生まれ、山羊座のA型。中国・貴州出身、巫力は4500。趣味はツボ、好きなものは腊味合蒸。第二次世界大戦時は政府の雇われ道士で、キョンシー部隊を引き連れて戦争に参加していた。蓮に道家を継がせるべく辛い思いをさせていると承知でずっと鍛えてきたが、葉たち蓮の友達を歓迎する食事会を開くという孫思いな一面もある。グリップに舜帝のイラストが入った中国製ベレッタを媒介としているが、何かあるとすぐ銃を突きつけるため武器としても愛用している模様。持霊たちによる占星術を得意としている。

道蘭 #15〜 (声・さとうあい、木下紗華)

 道士を生業としている道家本家の令嬢で、蓮と潤の母。持霊は女性の扱いに長ける南北朝時代の美男子北斉将軍・恭(霊力1600)と後漢末時代の美貌の呉軍師・周(霊力1550)。1960年4月12日生まれ、B型。中国・貴州出身、巫力は2800。趣味は皿、好きなものは東安子鶏。信念のあまり暴走しかけた夫を止め、義父と共に葉たちを歓迎する食事会を開く温和な性格。芭蕉扇を持っているが、性能は不明。

道蓮 #5〜 (声・朴璐美)

 道家の復讐のためだけに育て上げられた、道家の長男にして43代目頭首。持霊は馬孫。1986年1月1日生まれ、山羊座のAB型。中国・貴州出身、巫力は350(後に5721、更にその後5万5千、最終的に10万1)。趣味はストレス発散、好きなものは桃まん。幼少の頃から多くの死をまざまざと見せ付けられ、朽ち果てていく死体を見ている内に人間とは汚い生き物だと思うようになる。そして世の中の全てを憎み道家すらも憎み続けた挙句、人間を全て抹殺し世の全てのしがらみを破壊する目的でシャーマンキングを目指すようになった。よって人を殺すことを何とも思っていなかったのだが、葉と出会った事により心境が徐々に変化し、憎しみやしがらみの無い世界を創る事のみを新たな目標とするようになっていく。自分とは全く対照的な力を持つ葉を一番のライバル兼友人と思っており、円に立ち向かったことで得た「不迷」を胸にTHE蓮のリーダーとしてシャーマンファイトを戦い抜いていく。武器は「馬孫刀」であり馬孫との憑依合体で覚えた馬孫独自の戦い方をするほか、親に仕込まれたと思われる拳法も身に付けている。オーバーソウル修得後も「馬孫刀」を媒介に、地面に大穴を開ける威力を持つ「ゴールデン中華斬舞」、具現化させた馬孫が渾身の力で殴る「馬孫ゴールデンパンチ」、具現化させた馬孫が両腕を組み渾身の力で振り下ろす「馬孫ゴールデンダブルスレッジハンマー」、具現化させた馬孫が放つ「超!ゴールデン中華斬舞」、具現化させた馬孫と黒桃が憑依した白凰による「完全再現中華斬舞」などの技を振るう。馬孫刀を失ってからは「宝雷剣」を媒介に「スーパー武神」、そして「武神魚翅」を作り出す事に成功する。また五人の戦士の一人としてスピリット・オブ・サンダーを持霊とした時、雲を媒介に15億kWの電力で起こす1億Vの雷撃「九龍爆雷」、太陽風をも防ぐ磁力の防御幕「磁場(マグネティックフィールド)」などを操れるようになる。牛乳を毎日3本欠かさず飲んでいるらしく、背丈やトンガリ(?)は少しずつ成長しているようである。

竹山 #65〜

 森羅学園中等部2年C組の生徒で、葉の同級生。

ダチュラ #78〜

 ムラートと呼ばれるアフリカ系と白人の混血で、haiti800のリーダー。持霊は自国の内戦などで死んだ兵士たちの霊。ハイチ出身。農業を手伝いに来ていた、父の友人であるチコリから秘術を授かった。世界の貧富の差を無くすという理想を胸にシャーマンファイトに参加した、優しくも強い志を持つ。媒介は持霊たちの死体。

玉村たまお #26〜 (声・水樹奈々)

 麻倉家に仕える修験者見習いのコックリ使いで、幹久の弟子。持霊はポンチとコンチ。1988年6月17日生まれ、双子座のA型。日本・埼玉県出身、巫力は1500。趣味は掃除・洗濯・料理、好きなものはふろふき大根。身寄りの無い孤児だったが、4歳の頃に麻倉家に拾われて以来ずっと奉公している。辛い修業を葉の姿に励まされて乗り越え、修験者としての能力を開花させた。以来幹久に弟子入りして修業中だが、未だに半人前である。一時は葉の嫁候補であったものの、アンナが許嫁に決まった事で大人しく身を引いた。とはいえ自分を励ましてくれる葉に対する一途な思いは消える事が無く、葉の力になろうと賢明に頑張っており、後に森羅学園初等部へ転入する。性格は非常に臆病でくじけやすく、極度の恥ずかしがり屋。よって他人と会話することが大の苦手であり、普段はスケブに書かれた文字をコインでなぞって会話する。特技はスケブの文字列を使ったコックリさんやブランシェットを使った自動書記で、ポンチとコンチの言葉を正確に受け取る事が出来る。媒介はプランシェットとスケッチブックであり、状況に応じて「エンジェルさん」と「キューピッドさん」を使い分けて戦う。

田村崎緑 #47〜 (声・高木渉、坂田将吾)

 小山田カンパニーの社員で、「東洋のマルコ」と称される社長秘書。1973年11月13日(1964年5月13日?)生まれ、蠍座(牡牛座?)のA型。日本・東京都出身。言動は穏やかで、まん太にも信用されている。しかしその裏でまん太の携帯電話に盗聴器を仕込むなど、萬純の命で探偵めいた仕事もこなしている。またグレートスピリッツの事を調べるため少しの間まん太と行動を共にしたり、盗聴器から得た情報でハオ一派の内部分裂を企てたりと、萬純が攻め込む下準備を黙々と行っていく。会社のためならどんな行動も肯定し、社命なら犯罪も辞さない。

田村大輔 #9〜

 ふんばりが丘総合病院の401号室に入院している患者。

タラさん #229〜

 クモの精霊で、リルレッドの持霊。好きなものはねずみ。

タリム #32〜 (声・沖野晃司)

 海のプラントを守護し、KABBALAHERS・COWBOYSを担当する十祭司の一人。持霊はグリンシーズ。1980年6月26日生まれ、蟹座のO型。趣味は園芸、好きなものはドーナツ。一人で「豆」を経営しているものの、ハオの眼光に負けて料金を踏み倒されるなど、普段はかなり気が弱い。媒介は植物の種子で巫力の燃費に優れた様々な植物攻撃を得意とするほか、敵を十分に観察・分析して確実な一手を打つ事に長けている。植物である事を利用して雷を地中に受け流すだけでなく、冷気を無力化する「ザゼンソウ」、標的を拘束し動きを封じる「クレマチス」、巨大な種を砲弾のように高速で撃ち出す「ホウセンカ」、炎の威力を最小に抑えられるほどの水分を含む「マルギナトケレウス」、人の嗅覚を無力化する「ラフレシア」、標的の周囲一帯を取り囲み巨大な種の集中砲火を行う「ダイホウセンカ」など、実に多彩な技を扱える。

チコリ #78〜

 ブードゥーの祭司で、haiti800の一員。持霊は自国の内戦などで死んだ兵士たちの霊。ダチュラの父とは友人で、ダチュラやミンダーの師匠でもある。二人にブードゥーを教えたのは、アフリカのルーツを忘れないでほしいという願いから。媒介は持霊たちの死体。

魑魅魍魎 #66〜

 己の元の形さえ忘れてしまった小鳥や虫の雑霊を、小石などにオーバーソウルさせたもの。BoZの持霊。霊力は一体につき10。

チャック #26〜

 西部開拓時代のガンマンの霊で、マリの持霊。霊力は680。12歳の時に家族を殺した強盗を射殺して逮捕されるも、情状酌量が認められて短期で釈放された。行き場がなくて保安官に引き取られ養子となり、保安官助手として勇名を馳せる。しかし結核を患って20歳前に命を落とし、彼の生き様は伝説となって語り継がれる事になった。ただ魂は成仏できず愛用していた4丁の銃に取り憑いて各地を転々としていたが、自分に初めて気付いてくれたマリに忠誠を誓い持霊となる。オーバーソウル時には西部のガンマン人形と化し、マリの敵を狙い撃つ。必殺技は、正確な狙いと素早い動作で敵を撃ちまくる「マグナム・クラフト」。

超鬼 #238〜

 地獄に無数に存在している、魂の生殺与奪を自由に出来る鬼。様々な巨大武器を手に、大鬼を遙かに上回るパワーで地獄に迷い込んだ亡者の魂を打ち砕く。

チョコラブ・マクダネル #61〜 (声・くまいもとこ)

 オロナの意志を継いだスーパーコメディアンで、インディオのシャーマン。持霊はミック、パスカル・アバフ。1985年10月2日生まれ、天秤座のO型。アメリカ・ニューヨーク州出身、巫力は1975(最終的に19万7500)。趣味はネタ出し、好きなものはドーナツ。民衆が求めてやまない世界一のコメディアンになるのが夢。4歳のクリスマスの日に強盗に両親を殺され、孤児院を転々とした後シャフトのリーダー的存在となる。自分以外は皆敵だと思い、強盗・殺人など悪逆非道を平気で繰り返していた。そんな時オロナに出会い、彼のギャグで心の闇を吹き飛ばされ精神的に救われる。以降オロナに弟子入りしてシャーマンとしての修行を受けていたが、シャフトのメンバーにオロナが殺されてしまう。だがそれでも彼はオロナの遺志を汲み、シャフトのメンバーをもギャグで救ってみせる。その後笑いの風で世界を救うためにシャーマンファイトに参加、チームを組もうと葉たちに声をかけた結果THE蓮の一員となる。一度死んで地獄へ行った時に自ら望んで視力を失うが、その代わりに嗅覚が発達した様子。ミックによる情報収集を得意としているほか、常に笑いを取るべく事ある毎にギャグを飛ばすが残念ながら一度もウケた事はない。媒介はジャガーズであり、自身の眼球や手足に集中してオーバーソウルしジャガーそのものとなって戦う。驚異的なスピードと爪で敵を引き裂く「SHAFT」、笑いの風で邪に取り憑かれた魂を解放する「GAG WIND」などの技を持つ。またアバさんの協力でジャガーズを媒介に「ジャガーマン」を創り上げる事に成功するほか、五人の戦士の一人としてスピリット・オブ・ウィンドを持霊とした時、空気を媒介に最大瞬間風速120m/sを誇る900hPaの大暴風「ゴッドブレスハリケーン」、灼熱の紅炎をも凍らせるホロホロとの合わせ技「氷河期(アイスエイジ)」などを操れるようになる。

九十九神 #218〜

 百鬼夜行図にも載っている、大切に使い込まれたものに宿った魂。持ち主の気持ちなど、様々な思いが溜まって形になったものと考えられている。

土蜘蛛法師 #麻葉童子U〜

 羽茂忠具の式神の一体。媒介は紙人形で、今は大太郎の持霊となっている。主な攻撃方法は、背から生えている6つの脚のようなもので敵を攻撃する「天誅殺」。

テオ・アロゴスプロス #26〜

 ギリシャの占星術師で、シャーマンファイト予選参加者。持霊はテルモピュライの戦いで戦死した300人から選び抜いた8人のスパルタ兵の霊。ファウスト[世からネクロマンシーを教わった弟子だが、予選第1試合で師匠と当たってしまい圧倒的兵力差で敗北・死亡した。媒介はスパルタ兵たちの骨と武具で、大地に蒔いてオーバーソウルし兵隊とする。

デスマシーン #20〜 (声・川田紳司)

 木刀の竜ファミリーの一員。1980年12月21日生まれ、AB型。東京出身。.趣味はヘビーメタル、好きなものはコーラ。小柄ではあるが、目つきが鋭く威圧感は大きい。

田浅法師 #麻葉童子〜

 鬼退治などを請け負っていた、平安時代の坊主。とはいっても霊が見えるわけではなく、鬼など人の闇が生んだ幻であると考えている。よって鬼が見える人を悪だ鬼だと一方的に決め付け、片端から葬っていく。これが彼の祈祷であり、そういう人間がいなくなれば鬼が出たという話も無くなっていくというわけである。麻ノ葉もその被害者の一人で、それがハオが道を踏み外す直接要因となった。

蜥蜴郎 #18〜 (声・高木渉)

 600年前にふんばりが丘周辺を荒らし回っていた、巨大盗賊団の首領。1374年11月14日生まれ、蠍座のAB型。享年35歳。日本出身、霊力は5千。好きなものはコオロギ。食料として自分の肉をくれた母の分まで強く生き抜こうとするあまり、誰も信じられなくなって盗賊となった。盗めるものは食料から命まで何でも盗む卑劣漢であったが、春雨を狙って阿弥陀丸に襲いかかった挙句返り討ちに遭って死亡。その後阿弥陀丸への恨みの念で怨霊となり、ふんばりボウルのある場所でずっとチャンスを待っていた。やがて葉に個人的な恨みを抱く竜と出会い、彼に取り憑いて阿弥陀丸への復讐を果たそうと企む。しかし結果的に葉に恨みを浄化されてしまい、本当の未練だった「信頼という心の安らぎの場所を求める思い」に気付かされる。その結果世界に居場所を無くしてしまったが、この事がきっかけで竜の持霊となる。それからは竜と絶対の信頼関係を築き上げ、共にシャーマンファイトを戦い抜いていく。遂には精霊へと進化を遂げ、かなり強力な存在となる。刀を武器に、我流で編み出した「トカゲ剣法」で戦う事を得意としている。ちなみに彼の名前は、トカゲの様に何が何でも生きてほしいという母の願いが込められている。

ドクガムシ

 小学生の頃に取り巻きを引き連れて葉をイジメていた、巨体のガキ大将。一畑電車の幹部の息子で、葉が出雲大社前駅ホームのベンチで見えない誰かと喋っているのを目撃。その居場所を奪うべく、父親を通じて葉明に除霊を依頼する。

戸田久美 #78〜

 ガンダーラのメンバーで、天の一員。1980年2月23日生まれ、魚座。持霊は阿修羅天及び天竜八部衆。真美と画家志望の友人とで将来一つの作品を作ろうと誓い合っていて、彼女自身は作家を目指していた。しかし三人でインドを旅行中に列車の大脱線事故に遭遇、彼女と真美はガンダーラに救われたもののもう一人は助からなかった。その事で抗議すべく真美と共にガンダーラに乗り込んだが、仕事や多くの治療による疲労で倒れたサティを見て奇跡が万能でない事を悟り、非礼を詫びた上で子供たちに教育を施す助力を乞われ承諾する。学園で音楽を教え始めて少し経った頃、二人の前に阿修羅天が降臨。導きを受けてサティを助け支える事を誓い、ガンダーラの正式なメンバーとなった。戦闘時には真美と二人で阿修羅をオーバーソウルし、八部衆の一体を状況に合わせて武器化・装備させて戦うという変則的戦術をとる。

飛内達史 #4〜

 筋金入りの不良で、森羅学園中等部3年の生徒。趣味は映画、好きなものは焼きそば。かつてはグッシー建二に才能を見込まれ有望なボクサーとしての栄光を掴み始めていたのだが、グッシーの事故死によって「彼を倒して世界へ行く」という夢を失ってしまった。その結果ただの不良に逆戻りしてしまい、荒れる日々を送っている。

トナ・パピク・カジマヒデ #78〜 (声・江川央生、石井康嗣)

 古エッダ神話のルーンマスターを生業とする、ICEMENの一員。持霊はヴァイキング・デヒト。1971年4月26日生まれ、牡牛座のA型。アイスランド・アクラネース出身。巫力は2300(後に2700)。趣味は料理、好きなものはホタテのムニエル。代々続くヴァイキングの家系で育ち、非常に温和な性格をしている。常人離れした身長と怪力を持ち、幼い頃に氷に捕まった船を一人で引っ張り上げ助けた事もある。よって世界最強の自然を相手に戦ってきたという自負があり、それが彼のプライドの元となっている。媒介は古くから家に伝わるヴァイキングヘルメットであり、氷山すらも砕く怪力を武器に戦う。

ドライサ #81〜 (声・清水敏孝)

 500年前にシャーマンファイトに参加した、セミノア族の戦士。ハオに殺され、現在はリリララの持霊となっている。媒介は二刀流のナイフ。

中鬼 #166〜 (声・江川央生、高口公介、間宮康弘)

 マタムネに倒された鬼の恨みが、アンナの巫力でより強力な鬼となって具現化したもの。108個の小石を媒介としたアンナのオーバーソウルなので、一般の人には見えない。マタムネやその場にいた葉を狙って町に現れる。なお、小鬼が力を付けた場合もこれに変ずる。

ナクト・ピトラ #65〜 (声・上田祐司、坂田将吾)

 宇宙一のピラミッドパワーを使うE・シャーマンで、ナイルズの一員。持霊はスカラベの精霊(霊力2千)。1967年12月3日生まれ、射手座のA型。エジプト・ギザ出身、巫力は2700(後に3千)。趣味はスカイダイビング、好きなものはコシャリ。アナテルとは幼馴染で、彼の父親にシャーマンとして鍛えられた。エジプト魔術が宇宙一である事を世に知らしめるべく、シャーマンファイトに参加している旅行会社社長。媒介は被れる程度の大きさの小型ピラミッドマスクであり、太陽光線を変換する事で得られる無限の巫力によって尻からオーバーソウルを放出、空中浮遊を行ったり強固な防御壁を作ったりできる。ピクトという息子がいる。

ナマリ #32〜 (声・梶川翔平)

 砂漠のプラントを守護し、土組・ガンダーラを担当する十祭司の一人。持霊はレッドロープ。1975年8月1日生まれ、獅子座のB型。趣味は料理、好きなものは豆パン。サティの真の目的を知ってしまい、危険と判断してゴルドバに報告する。しかしパッチはあくまでも中立の立場にあるため、直接的な手出しはしない。とはいえハオの圧倒的な力に傾倒しており、裏ではマグナやニクロムと同じくハオに協力している。媒介は右手の腕輪(パッチパドル)であり、レッドロープをそのまま具現・巨大化させて戦う。

縄巻独楽太 #167〜

 下北KOMAMAXの主人公的存在。1985年7月20日生まれ、蟹座のO型。実力は未知数だが、最強の独楽戦士を目指して頑張っている。やる気だけは誰にも負けない。

ニクロム #98〜 (声・伊藤健太郎、観世智顕)

 洞のプラントを守護し、月組・NILES・ファウストを担当する十祭司の一人。持霊はイエローウィップ、パープルキック。1990年6月6日生まれ。趣味はジグソーパズル、好きなものはエビのグリッツ。クロムの後を継いだ実弟で兄を殺した蓮を心底憎み続けているが、それを表に出すのはパッチとして恥ずべき事と考え必死に抑え込んでいる(パープルキックをずっと抱え込んでいるのがその証)。本来は物静かで勤勉な少年で、十分な才能ありと判断した兄から英才教育を受けていた。しかし兄の死によって十祭司に選ばれて以降、苛烈で冷酷な性格に変貌してしまった。当初はハオを嫌悪していたが、マグナに心の奥底にある憎しみを見透かされ唆されてハオに加担、ハオ一派の魂狩りに積極的に手を貸している。媒介は右手のサソリを模した飾り(パッチブレス)で、伸縮自在の尾による音速の連続攻撃で敵の動きを止め、毒針の「夢見る針(ドリーミンニードル)」で止めを刺す戦法を得意とする。

弐上等 #70〜 (声・吉野裕行)

 五福星隊の一員で、蛇の体を腕としているキョンシー。肉弾戦のリーチが非常に長い。

ニツバ #81〜 (声・鈴森勘司)

 500年前にシャーマンファイトに参加した、セミノア族の戦士。ハオに左半身を切られて殺され、現在はリリララの持霊となっている。媒介はブーメランのような武器。

如意輪観音 #カドゥ 驕るマハラジャ〜

 如意宝珠の三昧に住して意のままに説法し、六道の衆生の苦を抜いて世間・出世間の利益を与える観音で、サティの持霊の一人。インドにおける旅路で知り合った。

のり子 #3〜

 ピアノ発表会を目前に病死した、元森羅学園中等部の生徒。趣味はピアノであり、ピアニストとしての将来を期待されていたという。

パープルキック #178〜

 バッタの精霊で、クロムの持霊。全祭司の持霊の中で最強の脚力を誇る。クロムの死後はニクロムの持霊となる。

ハオ #26〜 (声・高山みなみ、緑川光(ハイドロ))

 未来王を名乗る星組のリーダーで、葉の双子の兄。持霊はスピリット・オブ・ファイア。1985年5月12日生まれ、牡牛座のA型。日本・出雲出身、巫力は125万。趣味は作曲、好きなものはカレーパン。夢はシャーマンキングダムを建設する事。千年前に麻倉葉王として死んだ後500年を経てパッチ族に転生、ハイドロという名で十祭司に就任。ヤービスのシャーマンキング即位を見届けた後、一族を裏切ってスピリット・オブ・ファイアの入手に成功する。しかし彼の野望を阻止するべくシャーマンファイトに参加していた、葉賢とマタムネによって再び殺されてしまう。そして更に500年を経て、圧倒的な巫力と最強の持霊を持って麻倉家に2度目の転生を果たした。双子の弟である葉を自分の半身として特別視しており、いつか強くなった葉を取り戻し更なる力を手に入れようと考えている。シャーマンキングとなるため自分に賛同する仲間達(花組を含む上位12人は後に十二使徒と呼ばれる)を集める一方で、協力しようとしない者たちを惨殺し続けて多くのシャーマンたちから恨みを買っている。酸素を媒介としたスピリット・オブ・ファイアに加え、陰陽道によってその属性を自在に変えられるので、正に無敵といってもいいほどの戦闘力を誇る。また霊視の能力も健在であり、しかも葉王の頃と違って自身で制御する事が可能となっている。ちなみに極度のお金嫌いであり、誰かが決めた価値に振り回されるのが許せないのだとか。

白凰 #26〜

 黒桃の媒介として道家に特別に調教された、蓮専用の巫馬。1995年2月22日生まれ。蓮に忠実で、名を呼ばれればすぐに飛んで行く。

白娘子法師 #麻葉童子U〜

 羽茂忠具の式神の一体。強大な力を持った白い大蛇で、媒介は紙人形。

バズヴ #127〜

 ワタリガラスに姿を変えた戦場を司る女神の精霊で、ピノの持霊。霊力は2100。グレアム家に代々伝わっている、由緒正しき霊である。本来ならば神クラスの霊だが、ピノの実力に合わせて力を抑えている。全ての熱を奪い、凍らせる事が出来る。

パスカル・アバフ #194〜 (声・喜多村英梨)

 はるかな昔に遠い地からやってきたというソルジャーで、オルメカの巨石人頭像のモデルとなったメソアメリカ伝説の英雄。986年6月4日生まれ、双子座のB型。享年14歳。アメリカ出身、霊力は10万。趣味はケーナ、好きなものはカカオ豆。通称アバさん。兄と姉が二人ずつ、甥っ子が三人もいる大家族だったらしい。千年前のトルテカ文明時代にシャーマンファイトに出場、優勝こそ逃したものの彼の見せた勇気は神格化して、インディオたちが祈りを捧げる神となった。ガンダーラと知り合ったのはこの頃であり、同時に彼が麻倉葉王に殺されたのもこの時代である。オロナの導きによりチョコラブと出会って彼の持霊となるが、それと平行して地獄でサティたちやマタムネと協力し五人の戦士のために尽力する。オーバーソウル「オルメカの巨石人頭像」や「マチュピチュ」は彼がチョコラブに伝授したものと思われる。

馬孫 #5〜 (声・辻親八、高口公介)

 道家の持霊として今も道家に仕え続けている、1800年前の道家騎馬隊隊長。霊力は710(後に2万5千)。「恐怖の太刀」使いとして愛馬黒桃と共にあらゆる武士・武器・武術と戦い、それら全てに打ち勝って「武の理」全てを体得したスーパー武将とでもいうべき存在である。現在は蓮の持霊でぼっちゃまと呼んで常に彼の身を案じており、蓮に仲間ができた時は感動して涙を流したほど。初めは道家再興のために蓮をサポートし続けていたが、蓮が葉と出会って心境を変化させたことで蓮の新たな夢をサポートする事が彼の目標となった。武器は生前から愛用していた「馬孫刀」という槍で、鉄をも切り裂く「中華斬舞」、一対多数の大技「中華斬舞・大海嘯」などの技を使う。

バッファロー・リン #61〜 (声・観世智顕)

 かつてチョコラブに救われた、シャフトの一員。1984年5月27日生まれ、双子座のB型。アメリカ出身。趣味はゲーム、好きなものはゼリービーンズ。テレビゲームが大好きで、邪魔されるのをひどく嫌う。

馬頭観音 #189〜

 衆生の無知・煩悩を排除し諸悪を毀壊する観音で、コメリの持霊。センジュの先輩であるバトウ本人で、修業中のサティの持霊となっていた事がある。観音菩薩の中では、最高の戦闘能力を誇る。

ハマーH1 #104〜

 ブンスターが湾岸戦争時に乗り回していた軍用車両の精霊で、ブンスターの持霊。霊力は1万5千。天使の一部が組み込まれた機械精霊となっている。

羽茂忠具 #麻葉童子U〜

 981年の平安京にて、鬼の発生源となっていた幼い葉王を拾った帝直属の陰陽師。当時の京にて最高の力を持っており、陰陽療においても陰陽頭を務めていた。詳細は不明だがずっと世を恨んで生きて来たらしく、支配される立場から支配する側になる事を目標としている。その関連で霊の視えない貴族たちに陰陽師の力を示す方法を模索しており、蹴落としたライバルであるはずの山田道茉とも手を組んでいる。そして都合よく得られた大太郎という人材を利用して、羽茂式陰陽術で具現化した霊の可視化を目指す。

范斬陳 #65〜 (声・上田祐司、最上嗣生)

 ハオ一派のメンバーで、月組の一員。持霊は凶凶。1966年3月16日生まれ、魚座のO型。中国・上海出身、巫力は7千(後に4万9千)。趣味はカラオケ、好きなものは東坡肉。上海の医師の家庭に生まれ幼少時から成績優秀で何不自由ない生活を送っていたが、自身の容姿に強いコンプレックスを持っていた。一度はアイドルを目指していた事もあったが、体重計に乗った夜に諦めたらしい。1990年の上海でハオと出会い、見た目で決め付ける世界の変革を目指して配下に付く。強気でバイオレンスな性格で、見かけ通りかなりの大食漢である。媒介は鎖付きのドラであり、「ドラクマネコ」を作り出して攻撃を行う。

ハンス・ライハイト #259〜 (声・佐久間元輝)

 無人島襲撃のために萬純に雇われた、X−LAWSの武器庫番。持霊は第二次世界大戦時の戦車の精霊(霊力47万)。1970年3月13日生まれ、魚座のA型。オーストリア・ウィーン出身、巫力は1万(後に1万200)。趣味は家電ファンの排気孔の掃除、好きなものはヨルセライス。元警察官ではあるが、職務遂行のためには手段を問わず暴力行為も厭わないフダ付きの問題児だった。ある時追っていた連続爆破犯をハオに殺され、それを根に持ってハオを付け回すうちにX−LAWSと接触、幼少時から持っていたシャーマン能力を買われて入隊する。しかしかなりの実力を有していながらも、その攻撃的な性格が危険視されて主力メンバーから外されていた。彼自身もシャーマンファイト出禁宣告に納得が行かず、マルコVSライハイト事件なるものを起こしている。非常に熱心なメイデン信者であるが故に、一時的とはいえ倒すべきはずのハオと手を組み輝きを失ったメイデンを許せず、萬純に協力して無人島ごと消滅させようとする。媒介はアザゼルの名前が刻まれた聖なる銃弾であり、ライハイトステアーAUGから発射後アザゼルを具現化させて戦う。ただその霊力は自身の巫力を遥かに超えるので、具現化させるのは3秒が限界らしい。

パンチョ #115〜

 ペヨーテのかつてのマリアッチ仲間で、ペヨーテの持霊。趣味は喧嘩、好きなものはトスターダ。酒と喧嘩を好む血の気の多い性格で、くだらない喧嘩で死んでしまったという。メキシコでは1・2を争うほど名の知れたマリアッチだったが、それは演奏の腕前よりも喧嘩っ早さによるものらしい。

バンブーマウンテン #77〜

 木刀の竜ファミリーの一員。美少女崇拝という点で竜とは気が合うらしい。

ビッグチーフ #280〜

 ゴルドバの持霊としてパッチの行く末を見守る、先代パッチ族族長ウランウラン。歴代パッチの中でも突出した力を持ち、動乱の時代を生き抜いて一族を導いた。亡くなる時も病死を快しとせず秘術を用いて精霊と化し、子孫と使命を忠実に守り続けている。

ピノ=グレアム #78〜 (声・千葉進歩、水樹奈々(幼少時)、阪口周平)

 アルスター神話のドルイドを生業とする、ICEMENのリーダー。持霊はバズヴ。1979年7月30日生まれ、獅子座のO型。アイルランド・ロスコモン出身。巫力は2400(後に2500)。趣味はジーンズ集め、好きなものはローストラム。神官でもある正統なドルイドの家系に生まれ、ものすごく怖い父の元で鍾乳洞に閉じ込められて修行していた。よって世界最強の自然を相手に戦ってきたという自負があり、それが彼のプライドの元となっている。媒介はドルイドの神木ヤドリギ(樫)の杖であり、全ての熱を奪う魔法を操って戦う。

紐達磨 #167〜

 下北KOMAMAXの一員。1985年1月7日生まれ、山羊座のA型。巨大独楽を操るパワー型独楽戦士で、彼の独楽は安定した回転で山の如く静止したように見えるという。これに触れた独楽は、その凄まじいパワーにより砕け散ってしまう。

ビリー・アンダーソン #81〜 (声・辻親八、間宮康弘)

 葉たちをヨンタフェの街まで送ってくれた、アメリカに住む農場経営者。1962年12月28日生まれ、山羊座のO型。UFOを見た事が有るのが自慢である。竜のビッグ親指が見えたことから、多少の霊感を持ち合わせている模様。

ビル=バートン #65〜 (声・園部好徳、藤原貴弘)

 ハオ一派のメンバーで、月組の一員。通称「ビッグガイ・ビル」、持霊はアメフト選手時代のチームメイツ21人(霊力2210)。1967年4月5日生まれ、牡羊座のO型。アメリカ・デトロイト出身、巫力は1500(後に4万、最終的に8万2千)。趣味は日曜大工、好きなものはバニラアイス。1995年にバスの転落事故でチームメイトを失い、彼自身も酷い重傷を負う。そこをハオに助けられ、配下に付いたらしい。自他共に認めるハオ一派で最もタフな男であり、受けた借りは必ず返す筋の通った一面もある。また勇気のある奴が好きで、見込みのある相手を見つけるとそれを確かめようとする癖がある。他の仲間たちと違って、戦うべきはあくまでシャーマン同士のみと考えており一般人と事を構えるのを好まない。媒介はアメフトの道具(ボールなど)と自らの肉体で、必殺技はチームメイト全員と共に敵に突進する力技「ビッグタッチダウン」。

フェラ〜〜リテスタロッサ92年型スペチアーレ #103〜

 元はマルコの愛車だったエキゾチックカーの精霊で、マルコの持霊。霊力は2万。テスタロッサは本来91年で生産終了しているが、モナコの資産家が直にフェラ〜〜リに注文をした事によって生まれたものである。BBシリーズの後継となる12気筒ミッドシップエンジン搭載で、最高時速は300km。その魅惑的なフォルムは巨匠・ピニンファリーナによるデザインであり、天使の一部が組み込まれた機械精霊となっている。

フォード・GT40 #104〜

 かつてスーパーマルコで販売していたと思われるエキゾチックカーの精霊で、ラーキの持霊。霊力は7千。アメリカのフォード・モーターが開発した、スポーツプロトタイプのレーシングカー。

不空羂索観音 #カドゥ 驕るマハラジャ〜

 心念不空の索をもってあらゆる衆生をもれなく救済する観音で、サティの持霊の一人。インドにおける旅路で知り合った。

ブッキラ・T #78〜

 T−Productionの一員。日本出身。巫力は1200。趣味はスーパーカー、好きなものはスコッチエッグ。普段から媒介である木魚を被っており、素顔は不明。

不動明王 #190〜

 五大明王の一人で、寂尊の持霊。左腕持物の「羂索」は、あらゆる煩悩を捕らえて縛り上げる。例えいかなるスピードで動こうとも、魂をサーチして必ず捕獲するのである。そして右腕持物の「三鈷剣」は、仏教における三毒の煩悩「貪・瞋・癡」を断ち切る。この剣で斬り付ければ、敵の精神力のみを断つ事ができる。

プラチナムソード #277〜

 コシグロペリカンの精霊で、ラジムの持霊。ペリカンだけあって、大きなクチバシを大きく広げて魚を捕らえるのが得意。

ブラックシクル #282〜

 雄牛の精霊で、カリムの持霊。闘牛のように強靭な体躯を誇る。

ブラムロ #96〜 (声・清水敏孝)

 ボリスの持霊で、元ヴァンパイアハンター。1446年1月23日生まれ、水瓶座のA型。享年21歳。ハンガリー出身、霊力は420。好きなものはランゴシュ。正義の名の下にツェペシュ家を討伐し名声を得ようとしたが、あっさり返り討ちに遭って捕まり自我が崩壊するまで調教された。そのまま死んで霊となったため彼の自我は崩壊したままであり、ボリスの命令で動く道具と化している。

フランケンシュタイニー #39〜

 ファウストとエリザが飼っていたドーベルマンで、ファウストの持霊。享年4歳、D2型。ドイツのハイデルベルク出身、霊力は200。エリザの病気が治った記念に、エリザが父親に頼み込んで買ってもらった愛犬だが、エリザと同じく強盗に射殺されてしまった。主人に対して非常に忠実な性格で、エリザのために足を失ったファウストを慮り自ら身を割って足となるほどである。

フリーデイ #19〜 (声・鈴森勘司)

 木刀の竜ファミリーの一員。1980年11月11日生まれ、B型。東京出身。趣味はナイフ収集、好きなものはトマト。常にナイフを携帯しており、服装も軍の特殊部隊のような軍服を好んで着ている。

フリッシュ #78〜

 ヒップホップMCで、Mariachiの一員。持霊は昔飼っていたテッポウウオの精霊トリプルパック。スイス出身。巫力は2400、趣味は熱帯魚の飼育。幼少の頃より持っていたシャーマン能力により、霊の囁きをリズムに乗せてライムする。媒介はおもちゃの水鉄砲。

ブルーシャトー #1〜 (声・千葉進歩、坂田将吾)

 木刀の竜ファミリーの一員で、竜とは中学からの友人。1980年6月3日生まれ、B型。東京出身。趣味はコーヒー、好きなものはトースト。中学の入学式の時、引っ越したばかりで居場所が無かった自分に声をかけてくれた竜を心から慕っている。ファミリーの中では一番の常識人。

ブルーネット #266〜

 クモの精霊で、ブロンの持霊。すさまじい跳躍力を誇り、鋼よりも強靭な糸を出す。

ブルーベル・ブロック #91〜 (声・潘めぐみ)

 他国とは比較できないほどの権限を持つ、デュリンゴの町近くを担当しているナショナルパークレンジャー。1977年12月3日生まれ、射手座のA型。アメリカ出身。特技はショットガン。趣味は天体観測、好きなものはミートパイ。ラッキー山脈で灰色熊の調査・研究を行いながら、密猟者から保護するのが仕事である。元々アポロを守るためにレンジャーになったらしいが、自然への愛情は同じくレンジャーだった父親譲り。料理はかなりの腕だが、傷の手当てはあまり得意ではない。

ブルボン #78〜

 Mariachiのリーダー。持霊は荒馬の精霊マックワン。スペイン出身。巫力は2700。叔父がメキシコからの帰国移民であり、ギターとシャーマン能力の教えを受けた。ハオの驚異的な強さに恐れを抱いている。媒介は蹄鉄を打ち込んだギター。

ブロックス #184〜

 大量のネズミ達の精霊で、ブロッケンの持霊。霊力は合計3020。趣味は猫とのおいかけっこ、好きなものはチーズ。ブロックの一つ一つに全てオーバーソウルすることで、ブロッケンの思い通りにブロックを組み替える。

ブロッケン=マイヤー #10〜 (声・吉野裕行)

 ハオ一派のメンバーで、ハオの育ての親。持霊はブロックス。1959年8月30日生まれ、乙女座のB型。デンマーク・コペンハーゲン出身、巫力は16万(後に18万)。趣味はブロック遊び、好きなものはクロックムッシュ。幼少時より遺伝的な病で成長障害を患っていて広島の家に半ば幽閉状態で住んでいたものの、当時から持っていた高い巫力で莫大な利益を得て暮らしていた。その関係で育て親としての適性をスピリット・オブ・ファイアに見出され、1985年からしばらくの間ハオを養育する(手足は会った直後に燃やされた)。後に超・占事略決で病を克服し、手足を失った事もあって莫大な巫力を手にする。媒介であるHAO印ブロック(ブロック会社を乗っ取って作らせている、ねずみの小骨入り)を通じたオーバーソウルで体を維持し、頭と胴体を模したブロックの中に手足のない体を収納している。ビルの肩に乗って行動を共にすることが多く、戦闘時には媒介のブロックを自在に組み替えて「組換自在魂」を作り攻撃を行う。

ブロン #32〜 (声・斉藤次郎)

 谷のプラントを守護し、リゼルグ・X−LAWSの担当を務める十祭司の一人。持霊はブルーネット。1973年5月14日生まれ、牡牛座のO型。趣味はウサギ狩り、好きなものは餃子。十祭司の中に裏切り者が出た時の、「パッチソング」による調教役を担っている。媒介は右腕のバンド(パッチベルト)であり、強力な弾性を持つクモ糸を自在に操り敵を拘束した後に貫き殺す戦法を得意としている。また目に見えないほどの極薄のクモ糸を張り巡らせる事で、足場の無い空中でも自由に動いたり鳴子のように敵を察知したりする事が可能。そして例え手足を失っても全身にオーバーソウルする事で身動きを可能にし、強靭なクモの足で敵を攻撃する。

ペヨーテ=ディアス #78〜 (声・真殿光昭)

 ハオ一派のメンバーで、土組のリーダー。持霊はカルロス、ジョアン、アントニオ、ホセ、パンチョ、サパタ、ミゲルの7人(霊力合計3800)。1970年9月11日生まれ、乙女座のA型。メキシコ・オアハカ出身、巫力は3千(後に3万2千)。趣味は刺抜き・髭剃り、好きなものはタマーレス。スペインの悪魔祓い師と古代アステカ神官の血統を持つ混血児(メスティーゾ)で、幼い頃にシャーマン能力に目覚めた。1991年にハオと出会い、一目惚れしてハオに付いていったらしい。ハオに心酔しているマリアッチのギター弾きで、死者と遊ぶ陽気なシャーマンである。後に田村崎にハオの霊視について聞かされ、屈折した愛情は憎悪に変貌し萬純の策略に乗ってハオを裏切る。主な媒介はカラベラ人形やファージャだが、例え生きた人間でも失神していればその骨を媒介に出来る。そしてオーバーソウルさせた霊たちを、ギターをかき鳴らす事で操り戦う。

ベルゼバブ #229〜

 ハエの精霊で、マーリンの持霊。好きなものはなまにく。世界中のハエを意のままに操る事が出来る。

ベン・ザ・ACE #61〜

 かつてチョコラブに救われた、シャフトの一員。1985年10月2日生まれ、天秤座のB型。アメリカ出身。趣味はダンス、好きなものはシナモンベーグル。血の気が多く、喧嘩っ早い性格。

ポーフ・グリフィス #78〜 (声・子安武人、宮園拓夢)

 X−LAWSのメンバーで、X−Uの一員。持霊はポルシェ911ターボ。1986年(1971年?)2月7日生まれ、水瓶座のO型。アメリカ・サンフランシスコ出身、巫力は6900(後に7500)。趣味はビリヤード、好きなものはコールスロー。元デルタフォース隊員で、1993年リストアホープ作戦に参加していた軍人である。戦争中にハオの被害を受け、親友であるラーキと共にX−LAWSに入った。遠距離からの狙撃を得意としているほか、華僑の祖父から中国武術も学んでいる。冷静沈着で人並み外れた忍耐力を持ち、何かと熱くなるデンバットを抑える役目を果たしている。媒介はサリエルの名前が刻まれた聖なる銃弾であり、ポーフレミントンから発射後サリエルを具現化させて戦う。

ボールボーイ #1〜 (声・上田裕司、城岡祐介)

 木刀の竜ファミリーの一員。1980年10月25日生まれ、O型。埼玉県出身。趣味はまんが日本昔ばなし、好きなものはおばあちゃんのおはぎ。気が小さい割にかなり大きな体をしており、腹にはB・Bのタトゥーがある。おばあちゃん子で、昔話や言い伝えに異様に詳しい。

ホセ #115〜

 ペヨーテのかつてのマリアッチ仲間で、ペヨーテの持霊。趣味は喧嘩、好きなものはワカモレ。酒と喧嘩を好む血の気の多い性格で、くだらない喧嘩で死んでしまったという。メキシコでは1・2を争うほど名の知れたマリアッチだったが、それは演奏の腕前よりも喧嘩っ早さによるものらしい。

ポトシ #78〜

 NAZCAの一員。細身の体をしている。

ボブ ふんばりの詩〜

 70年代から活躍し続けている、葉や幹久が大ファンの黒人アーティスト。アメリカ出身。ブラックミュージックの枠を超えたポップスター。ヒット曲は「Soul Bob」、「YOU ARE EVERY Bob」、「BOBLOVE」、「スキンシッパー」など。

ボブ #77〜

 木刀の竜ファミリーの一員。竜のリーゼントがえらくお気に入りらしい。

ボリス=ツェペシュ=ドラキュラ #78〜 (声・石井康嗣、置鮎龍太郎)

 ハオ一派のメンバーで、自らヴァンパイアを名乗るシャーマン。持霊はブラムロ、先祖の霊が変化した吸血蝙蝠の精霊(霊力合計1600)。1971年5月11日生まれ、牡牛座のB型。ワラキア(ルーマニア)・トランシルバニア出身、巫力は3千。趣味はワイン、好きなものはコルドンブルー。彼の一族はヴラド=ツェペシュ=ドラキュラの子孫として15世紀以降民衆に迫害を受け続け、トランシルバニアの森の奥に身を潜める事となった。しかしそれでもヴァンパイアハンターとして名声を得ようとする者が後を絶たず、永い間苦しめられ続けた。そんな時に一族の元を訪れたハオにシャーマン能力を与えられ、身を守る術を手に入れる。以来一族全ての者が、未来永劫ハオの忠実な僕となる事を誓った。よって彼も1993年よりハオに従い、小さく弱く愚かな民衆どもを駆逐するために戦っている。異常なまでに誇り高く感情的になりやすい性格で、ダマヤジとのキャラ被りを指摘されて腹を立て彼を殺害してしまうほど。剣を武器としているものの実際の媒介は血であり、血にオーバーソウルさせた霊を操る事で血液を自在に操り戦う。よって血から具現化させたマントや吸血蝙蝠が吸血を行えば行うほど、彼のオーバーソウルはより強大になっていく。そして血を霧状にして目を晦まし瞬間移動を行ったり、血液内の白血球を集中させて傷口を固めたりと様々な応用が効く。また敵の傷口から出ている血にブラムロを憑依させる事で、その体を自由に操る事も可能。血で造り上げた串で空中から相手を串刺しにする必殺技「串刺しの刑」は先祖の行った戦略をモチーフとしており、広範囲にわたっているので回避は非常に困難である。

ポルシェ911ターボ #104〜

 かつてスーパーマルコで販売していたと思われるエキゾチックカーの精霊で、ポーフの持霊。霊力は8千。天使の一部が組み込まれた機械精霊となっている。

ポンチ #26〜 (声・堀内賢雄、宮園拓夢)

 タヌキの霊が400年を経て精霊となった、たまおの持霊。日本・埼玉県出身、霊力は1千。趣味は下着ドロ、好きなものはチョコ。凄まじく粗暴で下品な性格で主であるたまおの言う事はほとんど聞かず、コンチと共に好き勝手している事がほとんど。弱い相手にはとことん強気で、強い相手には卑屈といっていいほど腰が低くなる。自らのたま袋で相手を締め付ける必殺いなりずしなど、非常に下品な戦い方をする。ちなみに、死因は犬に食われた事。

マーリン #65〜

 ドルイド僧を生業とするイギリスの魔女で、MAGICALPRINCESSのリーダー。持霊はベルゼバブ。1918年7月16日生まれ、蟹座のA型。イギリス出身。趣味は近所の猫の世話、好きなものはココリーキ。古代の儀式魔術から現代にも通じる実践的な魔術を生み出し、持霊の能力を利用して自国の首相に付き敵国の情報収集を行っていた。それによって何度か国の危機を救ったにも関わらず、情報技術の発達で活躍の場を失い失職。子供や孫まで冷遇されるようになってしまい、占い師として細々と生計を立てている。若い頃の輝きを取り戻すべくシャーマンファイトに参加、グレートスピリッツの力で永遠の若さを手に入れようと3人で誓い合いシャーマンキングを目指している。実は500年前のシャーマンファイトでハオに付き従った魔女たちの子孫。媒介は杖。

マグナ #32〜 (声・山口恵)

 火山のプラントを守護し、星組・花組・MAGICALPRINCESSを担当する十祭司の一人。持霊はマグネスコープ。1971年11月17日生まれ、蠍座のA型。巫力は2万。趣味はクロスワードパズル、好きなものはバージニア・ハム。ハオの強大な力に心酔しており、巧みにニクロムを味方につけた上で、ハオ一派の魂狩りに積極的に手を貸している。媒介は梟の羽であり、生成したオーバーソウルを手足に纏ってマグネスコープの能力を自在に使いこなし、敵の死角となる上空から獲物を狩るように戦う。

マグネスコープ #161〜

 フクロウの精霊で、マグナの持霊。闇の中でも羽音すら立てず、コブラをも絞め殺す握力で敵を仕留めるプロのスナイパーである。マグナの腕に止まるのがお気に入りで、小動物を見るとすぐに威嚇をする癖がある。

マステマ #240〜

 敵意と憎しみを象徴する悪魔で、神クラスの霊力を持つサタンの眷属。巨大な剣と巨体を武器に、地獄へと迷い込んだ亡者を屠る。

マタムネ #163〜 (声・田中秀幸)

 1995年の恐山において、大鬼を倒して消えた猫又の精霊。日本・京都府出身、霊力は20万。趣味は読書、好きなものはマタタビ。元は疫病を患った野良猫で親に捨てられ7匹の兄弟も皆死に、自らも死にそうなところを葉王に拾われ死後に葉王の持霊・御霊神となった。熊のツメを媒介として具現化されていたので、生きているのと変わらない生活を送っていたらしい。しばらくして葉王が暴走して殺され、彼は麻倉家の持霊となる。その500年後にハオがパッチ族に転生したと知らされ、葉賢の持霊としてシャーマンファイトに参加しハオの野望を阻止する。だが彼にとってハオは誰よりも大切な存在だったため、それを守れなかった事をずっと後悔し続ける事になる。そして更に500年が経ち、今度は葉の持霊としてアンナに会いに行くのに付き合う。葉王と同様霊視の能力に苦しむアンナを救うべく、自らの身を投げ打つ事になったのである。現在はグレートスピリッツの中に留まっており、サティたちやアバさんと協力して五人の戦士のために尽力している。攻撃の際の媒介はいつも持ち歩いているキセルであり、超・占事略決の陰陽道を武器に戦う。

マチルダ・マティス #26〜 (声・半場友恵、美波わかな)

 ウゥドゥ・マエルを生業とするハオ一派のメンバーで、花組の一員。持霊はジャック。1986年7月19日生まれ、蟹座のA型。イギリス・スコットランド出身、巫力は7千(後に5万7千)。趣味はハーブガーデニング、好きなものはかぼちゃ。愛称は「マッチ」。幼い頃から霊と話しポルターガイストを起こしていたため、両親にも恐れられて魔女の住む森に捨てられた。そこで優しい老魔女マティスに拾われ、見習いシャーマンとして修行をつけてもらう。マティスは医療の神ノーデンスが連れていた9匹の治癒犬を持霊とし、付近の村で病人や怪我人の治療を行っていたが、1992年に伝染病を移され回復することなく死亡。マティスを禍の魔女と信じ込んで焼き討ちに来た村人を追い返し、その後にハオと出会って思想に共鳴し配下に付いた。喜怒哀楽が激しい元気な性格で、口癖や笑い方などは非常に特徴的。当初は親に嫌われたくなくて無理して笑っていたが、マティスに諭され自分の心に素直になる事で感情を偽らなくなった。媒介は全身に刃物を仕込んだカボチャ人形(ジャック・オーランタン)で、呪文を唱えオーバーソウル「切り裂きジャック」を具現化して戦う。ちなみに帚は媒介ではないが能力を形成する大事なモチーフであり、いつも持ち歩いている。

マッスルパンチ #1〜 (声・神奈延年、高口公介)

 木刀の竜ファミリーの一員で、竜の右腕的存在。1980年8月26日生まれ、A型。東京都出身。趣味はボクシング、好きなものは牛丼。11人兄弟の長男だが家には自分の部屋が無く居場所が無いため、いつも竜たちと行動を共にしている。意外にも手先が器用で、配電系統の修理などもできる。

的場真美 #78〜

 ガンダーラのメンバーで、天の一員。持霊は阿修羅天及び天竜八部衆。1983年4月9日生まれ、牡羊座。久美と画家志望の友人とで将来一つの作品を作ろうと誓い合っていて、彼女自身はソプラノ歌手を目指していた。しかし三人でインドを旅行中に列車の大脱線事故に遭遇、彼女と久美はガンダーラに救われたもののもう一人は助からなかった。その事で抗議すべく久美と共にガンダーラに乗り込んだが、仕事や多くの治療による疲労で倒れたサティを見て奇跡が万能でない事を悟り、非礼を詫びた上で子供たちに教育を施す助力を乞われ承諾する。学園で日本語を教え始めて少し経った頃、二人の前に阿修羅天が降臨。導きを受けてサティを助け支える事を誓い、ガンダーラの正式なメンバーとなった。戦闘時には久美と二人で阿修羅をオーバーソウルし、八部衆の一体を状況に合わせて武器化・装備させて戦うという変則的戦術をとる。

MAMA #208〜

 羊の精霊で、オパチョの持霊。霊力は1200。

マリオン・ファウナ #26〜 (声・根谷美智子、真堂圭)

 ドールマスターを生業とするハオ一派のメンバーで、花組の一員。持霊はチャック。1987年2月28日生まれ、魚座のAB型。イタリア・ナポリ出身、巫力は8千(後に6万)。趣味はポエム、好きなものは子羊のローストブルーチーズソース。愛称は「マリ」。カモッラのボスとボスの愛人だった占い師の間に生まれ、幼い頃から人形を操り人の死期を言い当てたりしていた。よって組織内では薄気味悪がられていたが、ボスは全く意に介さず可愛がりそれなりに幸せな日々を送っていた。といっても恨みや怒りで成仏できない幽霊が組織には犇めいており、それらを常に目にする事が嫌で嫌で仕方なかった。1992年のある日、幹部たちが裏切って父が殺され逃がしてくれた母も殺され、更には組織が支配していた街の住民までも敵となって追い詰められてしまう。そんな時にハオと出会い自分を害しようとする全ての人間を焼き払ってくれたため、忠誠を誓って配下に付いた。一見物静かな印象を受けるが、「マリつまんない」という口癖の少し我が儘な性格の持ち主。また突然キレて憎悪に満ちた表情に急変するなど、外見とは裏腹にかなり冷たい雰囲気を纏っている。媒介は母の手作りである人形とチャックが生前愛用していた銃で、傀儡の術によってオーバーソウル「西部のガンマン人形」を具現化して戦う。ちなみに媒介の銃は、かつてアメリカから帰国した大物マフィアが友好の証として先代のボスに贈ったもの。人形に持たせたいと父にねだったところ、プレゼントしてくれたという。

マルコ・ラッソ #78〜 (声・高瀬右光、中村悠一)

 X−LAWS天使隊隊長を務める一番の実力者で、X−Tの一員。持霊はフェラ〜〜リテスタロッサ92年型スペチアーレ。1973年11月17日生まれ、蠍座のA型。イタリア・シチリア出身、巫力は1万2千(後に1万2千9)。趣味は車、好きなものは(母なる無償の愛が込められた)マンマのパスタ。甘いものが苦手で、コーヒーとセットでないと食べられない。小さい頃は背丈も気持ちも小さくて、チビマルコといわれよくいじめられていた。母を亡くしてからはラキストの教会に引き取られ、バレエを習わせてもらったりモーターショーへ連れて行ってもらったりした。大学への進学や「スーパーマルコ」設立の世話までしてもらったため、ラキストにはとても深く感謝している。ある時車でハオを轢いてしまった結果、教会を含め大切なものを全て壊滅させられ、ハオへの復讐を決意して二人でX−LAWSを創設する。執念でジャンヌを探し当て、ラキストがハオ側についた後も引き続き彼女をボスとして育て上げた。誰よりも法に厳しく、隊の規律には人一倍煩い。融通が少しも効かない頑固者であり、何でも極端に考えるのですぐに死刑死刑と言い出す始末である。そのせいか時折規則を守れないリゼルグに対し、体罰を加える事もよくある。またメイデンを泣かせると眼鏡を飛ばして物凄い形相で怒り、泣かせた相手を即死刑にしようとする。なお眼鏡は彼の存在意義そのものらしく、防弾素材性のレンズで出来ているほか、肩パッドには常にスペアを3つ常備している。媒介はミカエルの名前が刻まれた聖なる銃弾であり、ブローバック型のベレッタ“フルオート9”から発射後ミカエルを具現化させて戦う。

万田院光 #1〜

 万辞苑の著者で、国語学者兼民芸学者。1911年生まれ。享年65歳。栃木県で傷心旅行中、とある工房で少女が作っていた民芸品にえらく感動。民芸品の奥深さに開眼し、その日から生涯を民芸品研究に捧げる。代表作は『民芸メロン』『いちご放浪記』『キーホルダー百選』『民芸名言』など。

ミイネ・モンゴメリ #78〜 (声・川上とも子、永井真里子)

 X−LAWSのメンバーで、X−Vの一員。持霊はアルファロメオ・ジュリエッタSZ。1981年1月26日生まれ、水瓶座のA型。カナダ・モントリオール出身、巫力は8300(後に8800)。趣味はお祈り、好きなものはパンケーキ。元はカナダERT(緊急対応部隊)に所属していた幻視の力を持つ軍人で、ハオに父を殺された過去を持つ。仇を討つべく独自の調査を行っていたところ、X−LAWSと出会って入隊した。暴力の類を快く思わない優しい性格の持ち主で、マルコがリゼルグに対して行う体罰には嫌悪感を示している。また戦闘部隊唯一の女性隊員であるためか、密かにファンクラブまであった模様。媒介はガブリエルの名前が刻まれた聖なる銃弾であり、リボルバー型のミイネルガーから発射後ガブリエルを具現化させて戦う。

ミゲル #115〜

 ペヨーテのかつてのマリアッチ仲間で、ペヨーテの持霊。趣味はハープ、好きなものはロンガニーサ。酒と喧嘩を好む血の気の多い性格で、くだらない喧嘩で死んでしまったという。メキシコでは1・2を争うほど名の知れたマリアッチだったが、それは演奏の腕前よりも喧嘩っ早さによるものらしい。

Mr.リトルレイク #65〜 (声・小西克幸、坂田将吾)

 UMAや怪奇現象を扱う専門雑誌の編集者で、シャーマンファイト本戦参加者。持霊はウーパールーパーの精霊ゴールドバーグ。1967年9月7日生まれ、乙女座のA型。メキシコ出身。巫力は970。趣味は旅行、好きなものはオムライス。リリララを脅迫し無理矢理パッチの村の場所を聞き出そうとするが、実は人を殺すほどの度胸は持ち合わせていない。アフロヘアとサングラスが特徴。媒介は定規やカッターなどの編集セット(ウーパールーパーの骨のパーツが組み込まれている)。

みつをを #77〜

 木刀の竜ファミリーの一員。達観した格言を色々知っているらしい。

ミック #109〜 (声・上田祐司)

 元オロナの持霊だったジャガーの霊で、現在はチョコラブの持霊。南アメリカ出身、霊力は2200。趣味は水遊び、好きなものはカピバラ。鋭い嗅覚と俊足を活かし、様々な情報を仕入れてチョコラブの手助けをしている。

光輝 #ふんばりの詩−青春編−ミッキーの世界〜

 幹久が売れないミュージシャンだった頃、バンド「くわがたむし」を組んでいた仲間の一人。愛称は「ミッチェル」。芸術に煩いらしい。

ミラクル・T #78〜

 T−Productionのリーダー。日本出身。巫力は1250。趣味は任天堂、好きなものはキシリトールガム。媒介はゲーム機。

ミンダー #78〜

 ダチュラの幼馴染で、haiti800の一員。持霊は自国の内戦などで死んだ兵士たちの霊。ダチュラの父が経営する農場で働いていた小作人の息子で、ダチュラに恋している。ダチュラと共に、チコリから秘術を授かった。シャーマンファイトへの参加理由は腕試しとなっているが、実は理想に一途なダチュラを心配して付いてきただけらしい。媒介は持霊たちの死体。

メフィストフェレス #131〜

 かつてヨハン・ファウストが契約を成功させたとされる、地獄の大公とも呼ばれる大悪魔。グレートスピリッツの最深部・地獄のコミューンにおいて、スピリット・オブ・ウィンドを守護している。

メリッサ

 元デルタフォースの隊員で、ポーフの戦友。ハオの手で焼き殺された。

喪助 #2〜 (声・江川央生、渡辺久美子(幼少時)、森田成一、小橋里美(幼少時))

 刀鍛冶の息子で、阿弥陀丸の大親友。1383年8月13日生まれ、獅子座のB型。享年28歳。親を盗賊に殺されたせいで幼くして孤児となり、大親友である阿弥陀丸や他の子供達と支えあいながら辛い時代を生き延びていた。ある時領主に刀を献上することになり、阿弥陀丸と共に領主に仕えるようになる。しかし春雨を唯一の物としたい領主に命を狙われるハメになり、阿弥陀丸の助けで屋敷を出ざるを得なくなってしまう。せめて阿弥陀丸に最強の刀だけでもと次の日の晩に改良した春雨を手渡す約束をしたが、既にその事を知っていた領主に先を越され春雨を渡しに行く前に殺されてしまった。以来霊になって600年間、ずっと渡すはずだった春雨に取り憑き続けている。

モハメド=タバルスフィー #78〜 (声・田中正彦、勝杏里)

 ハオ一派のメンバーで、月組のリーダー。持霊はジン。1971年2月24日生まれ、魚座のB型。中東出身、巫力は6500(後に4万2千)。趣味はメール、好きなものはシシカバブ、ゴルメサブズイ。通称は「ターバイン」。元は中東の戦地を転々と渡り歩いていた傭兵で、幼少より銃を手にして強国を相手取った弱者の為の戦いに存在意義を見出そうとしていた。しかしその生活は長く続かず、湾岸戦争で追い詰められていた所をハオに救われ配下に付く。ちょうどこの時、後に敵対するブンスターと敵同士という立場で出会っていた模様。極度の照れ屋であるらしく公衆の面前ではあまり素顔を晒さないが、実はかなりの色男。ハオに対する忠誠心は高いものの、時たまいい加減な支持を下す主に多少の疑問を持ってもいる。媒介は手に装着した魔法のランプであり(元々はお守りとして所持していた)、これにジンをオーバーソウルさせ願いを叶えてもらう形で戦闘を行う。ただし願いの数は一日ごとに決まっており、それを越えての願い事は出来ない。頻繁に使用する技は、高速で眩い光線を放ち大爆発を起こす「ビーム」。なお、ビームは願い事には含まれないらしい。

モルフィン #85〜

 ケシの花の精霊で、代々のダイゼル家の持霊。イギリス出身、霊力は1800。好きなものは甘いもの。家では寝床として専用の高級鳥篭が用意されており、普段は放し飼いになっている。彼女なりにリゼルグの事を気に入ってはいるのだが、X−LAWSに入った事に不満を持っており彼の意志に反抗し逆らう事もある。視力は5.0、聴力は30dBより可聴、嗅覚は人間の2万倍と六感が人間より遥かに優れており、半径1kmほどまで探る事が出来るという。クリスタルペンデュラムにオーバーソウルしてダウジングの霊的補助を行うのが主な役割だが、戦闘能力も非常に高い。

ヤイナゲ #78〜 (声・宮園拓夢)

 ガンダーラのメンバーで、明王の一員。持霊は軍荼利明王。1963年10月29日生まれ、蠍座のB型。インド出身。趣味はバードウォッチング、好きなものはカッテージチーズ。元はヨーガ行者の修行僧だったらしい。普段はサティの依頼で孤児院や介護施設で人助けの仕事をしており、温厚で思慮深い性格。チーム明王の中では一番弱く、彼もそれを自覚している。

山田光司 #78〜 (声・坂口候一、高口公介)

 ハオ一派のメンバーで、世界中の遺跡や廃墟を巡っていたカメラマン。通称ダマヤジ。持霊はタラバガニの精霊(霊力320)。1960年10月31日生まれ、蠍座のA型。日本・札幌出身、巫力は2千。趣味は模型、好きなものは蟹。吸血鬼風の様相が特徴。1994年に観光していたフランスでハオと出会い、配下に付いたらしい。媒介はカメラで、心霊写真を使った戦闘(?)を行うらしい。

山田道茉 #麻葉童子U〜

 981年の平安京にて、陰陽頭を務めていた羽茂忠具に並ぶ力を持っていた陰陽師。表向きには忠具に陰陽頭の座を奪われ恨んでいることになっているが、実際は自分たち陰陽師の力を霊の視えない貴族たちに見せつけるべく、忠具と手を組んで大太郎を利用し様々な試みを繰り返していた模様。

ヤング #37〜

 池々袋署の警察官。趣味はモー娘。、好きなものは焼きおにぎり。サンサンシャイン60で起こった爆発音の通報を受け、先輩と一緒に現場に駆けつける。普段から落ち着きがない。

ヨネ子 #102〜

 麻倉家本殿のそばにある、大社町に住んでいるらしい女性。昔、葉明が不純な動機で怖がらせていたらしく、その頃は人一倍怖がりな美人だったという。

米田善 #26〜 (声・檜山修之、谷山紀章)

 ハオ一派のメンバーであるBoZのボーカル担当で、土組の一員。持霊は魑魅魍魎。1973年7月3日生まれ。日本・群馬県草U出身、巫力は400。趣味は作詞、好きなものは水沢釜あげうどん。元は光線寺の小坊主で、良と共に木魚のビートにグルーヴ感溢れるお経を乗せた世界初の坊さんアーティストを目指し、和尚の目を盗んではひたすら練習に励んでいた。そんな1989年のある日、突然現れたハオの誘いに乗りシャーマンファイトに参加する。錫杖をモチーフにした特注マイクを常備しており、ヴォーカルを担当している。歌を使って魑魅魍魎を生み出し、良の音楽でそれを操り戦う。

ヨハン・ファウスト[世 #26〜 (声・子安武人)

 ネクロマンサーを生業とする元医者で、ヨハン・ファウストの子孫。持霊はエリザ、フランケンシュタイニー。1966年4月8日生まれ、牡羊座のA型。ドイツ・ハイデルベルク出身、巫力は9千(最終的に1万2500)。趣味はエリザ、好きなものは栄養剤。彼の家はヨハン・ファウストを祖とする学者の家系で、もちろん医学も一通り学び一族で克服した病気は数百を超えるという。子供の頃から医学を叩き込まれていた彼も病気の克服を喜びとし、医者として多くの患者を救っていた。だがその反面、医学に没頭するあまり人と交わらぬ生活を送っていた。5歳の時にエリザと出会い、彼女の病を治すべく更に医学に没頭する事になる。8歳の頃に彼と家を不気味がった両親が失踪(生活費は毎月振り込まれていた)、以後はずっと一人暮らしをしている。飛び級を重ね11歳で名門ハイデルベルク大学医学部に合格、5年後に後輩としてエリザが入ってから間もなく告白を成功させ(ヴォルフガングの後押しのおかげでもある)、以後は恋人同士として夢のような時間を過ごす。エリザの祖母の施設入りをきっかけに、病院の近くに見つけた手頃なアパートで同棲も始めた。後にエリザの母をドナーとした造血幹細胞の移植手術を成功させ、結婚式を挙げて二人で診療所を始めようとしたその夜、強盗(実はエリザの幼馴染ヴォルフガング)が押し入りエリザは射殺されてしまった。これを目にしてから彼は精神に異常をきたし、「死」を克服しようと先祖の残したネクロマンシーに手を染めることになる。だがそれでもエリザとの再会は果たせず、一縷の望みを託して先祖同様にシャーマンキングを目指す。葉とは最初完全に敵同士であり、まん太に危害を加えて冷静さを失わせ葉を追い詰めるなど非道な真似を行っていた。しかしパッチの村で再会した時にアンナの目に留まり、彼女の力でエリザとの再会にあっさり成功してしまう。あまりのことに生きる目標を失いかけたが、アンナの計らいで葉と共に戦い行く行くはふんばり温泉の専門医となる第2の人生を与えられた。よって自分の全てを葉とアンナの二人に捧げ、ふんばり温泉チームの一員として葉のシャーマンキングへの道に協力する。やりかけた事は極限までやりとげないと気が済まない性格で、「死」を克服する事にクマができるほど熱中して家まで失くしてしまうほど。媒介は死者の骨や医療器具であり、無数の骸骨達を操って戦う。無数の骸骨で一斉攻撃を行う「BONE DEAD RE−BORN」、骸骨たちで1273kgのカルシウムの壁を作り身を守る「ボーンシェル」、無数の骸骨たちで敵の進路を遮る壁を作る「スカルスクラム」、無数の骨で作り出す12730kgの「カルシウムの巨人」などの技がある。後に「メフィスト・E」を生み出す事に成功し、巫力による死者蘇生をマスターすると同時に甲縛式オーバーソウルへと進化を遂げる。ちなみに全身の感覚神経をモルヒネで麻痺させており、どんな傷を受けても全く痛みを感じない。よってどんな怪我を負っても、即座に自分で手術し治療できる。

ヨハン・ファウストT世 #39〜

 かつてドイツ中を恐怖に至らしめた、伝説のネクロマンサー。1478年生まれ。元々彼は全ての知識を求める天才学者の哲人で、あらゆる学問を学んでもまだ己の無知を嘆き、理想を求め死を超越するために錬金術や魔術までマスターしたとされている。約500年前に全ての知を求めネクロマンシーをもってシャーマンファイトに参加したが、生命の真理に到達する前に自ら呼び出した大悪魔メフィスト・フェレスに引き千切られ死亡したという。「時よ止まれお前は美しい」という言葉を、メフィスト・フェレスとの契約の際に言ったとされている。ファウストが長く暮らした実家に、何故か幽霊として留まっている模様。

ヨフィア #81〜

 500年前にシャーマンファイトに参加した、セミノア族の戦士。ハオに右腕を切られて殺され、現在はリリララの持霊となっている。媒介は弓矢。

四上等 #70〜 (声・和田省、田邊幸輔)

 五福星隊の一員で、チーターの足を持つキョンシー。素早さと刀を武器としている。

ラーキ・ディラック #78〜 (声・麻生智久、高口公介)

 X−LAWSのメンバーで、X−Uの一員。持霊はフォードGT40。1971年10月13日生まれ、天秤座のO型。アメリカ・ロサンゼルス出身、巫力は7千(後に7800)。好きなものはローストターキー。大学卒業後はL.A.市警やSWATを経てデルタフォースに入隊、1993年のリストアホープ作戦に参加していた元軍人である。戦争中にハオの被害を受け、親友であるポーフと共にX−LAWSに入った。対テロ情報収集や破壊工作のプロで責任感が非常に強く、任務遂行のためなら手段を選ばない。媒介はウリエルの名前が刻まれた聖なるミサイルであり、ラーキバズーカから発射後ウリエルを具現化させて戦う。

ラキスト・ラッソ #65〜 (声・小西克幸、松田健一郎)

 ハオ一派のメンバーで、星組の一員。持霊はランボルギーニカウンタックLP400。1949年6月1日生まれ、双子座のB型。イタリア・シチリア出身、巫力は21万(後に36万)。趣味は車、ドライブ、ダイビング。特技は射撃、バレエ。好きなものはバジルのブルスケッタ。ダレモイネの一角で代々続く武器商人の一族ラッソ家に生まれるも、ラッソ家を毛嫌いし滅ぼすべき仇敵として認識していた。ただ力不足なのは明らかだったので、力を得るために教会に属する秘密組織の異端審問官となり、教会に害を為す存在を排除しつつ表向きは神父として活動していた。そんな時に幼いマルコを拾い、自らの教会で面倒を見る。ハオが復活した際はラッソ家を滅ぼす協力を仰ごうとするも、話すら聞いてもらえず悉く失敗。挙句に自分とマルコの大切なもの全てをハオに壊滅させられてからは、ハオへの復讐を誓ってマルコと二人でX−LAWSを組織する。放浪の末にジャンヌを探し当て育成をマルコに任せた後の1996年、ハオを奇襲する絶好のチャンスに遭遇するもあっさり返り討ちに遭ってしまう。その時なぜか殺されなかった彼は、「正義」と「悪」それぞれの真実が「勝者」と「敗者」である事を悟り、己の間違いを認めてハオの側に付いた。ハオの霊視の能力を知っている数少ない一人でハオの事を心から尊敬しており、彼を悪くいわれると烈火の如く激怒する。媒介はルシフェルの名前が刻まれた聖なる銃弾であり、リボルバー型のラキストコンプハンターから発射後ルシフェルを具現化させて戦う。

ラザホー #32〜 (声・椎名へきる)

 宇宙のプラントを守護している、十祭司の一人。持霊はグレイソーサー。好きなものはテレビ鑑賞。幼いながらも十祭司となった天才少女で、見かけによらず成人男性のような話し方をする。普段からグレイソーサーに様々な知識を授けられており、一族の中でも飛び抜けた知識量を誇る。またグレイソーサーは常に新しい知識を欲するので、テレビだけでなくインターネットやラジオなどによる情報収集や知識更新に忙しい。時折行う知り得た知識の検証実験は、一族の間ではすっかりお馴染みの娯楽となっている。医療面や畜産方面にも優れていて技術に関しては彼女の右に出る者はおらず、何でも屋として非常に頼りにされている。プラント内では持霊そのままの甲縛式オーバーソウルを宇宙服として身に纏い、UFO型のオーバーソウルに乗って移動する。またグレイソーサーの能力によって、真空中でも人と会話する事が可能である。普段からムー大陸に出入りし、施設の修復や調整を行っているらしい。媒介は伝統工芸で作られたパッチ食器であり、戦闘時には持霊の重力制御能力を最大限に活かして戦う。標的を重力渦に落とし込む「ミステリーサークル」、巨大な重力渦を広範囲に齎す「スーパーミステリーサークル」、標的を高速で引き寄せる「キャトルミューティレーション」、標的を完膚なきまでに押し潰す「ヘビーG」などの技を駆使する。

ラジム #32〜 (声・清水敏孝、間宮康弘)

 湖のプラントを守護し、Mariachi・T−Productionを担当する十祭司の一人。持霊はプラチナムソード。1976年2月25日生まれ、魚座のB型。巫力は1800。趣味は電気屋巡り、好きなものはクラブハウスサンド。饒舌で陽気な性格と常人離れした体術とリズムを買われ、シャーマンファイト本戦第一次トーナメントで司会を務める。仕切り上手で細かい所にも気を回せる機敏さを持つが、軽妙すぎて口が軽すぎるのが玉にキズ。媒介は伝統工芸で作られたパッチマイクであり、巫力を一点集中させる事で非常に強固な剣を具現化して戦う。また持霊の能力を活かして、敵を捕らえる技も持っている。

ラップ #26〜

 パッチ族の少女で、リップの双子の姉妹。1993年11月6日生まれ、蠍座のAB型。巫力は200。趣味は踊り、好きなものはウサギのシチュー。ムー大陸においてシャーマンキングとなった者を、王の社まで案内する「精霊の巫女」としての役割を負っている。

ラモー #78〜

 メキシコからの移民を父に持つ黒人で、Mariachiの一員。持霊はイタチの精霊カース。フランス出身、巫力は2300。媒介はトランペット。

ランボルギーニカウンタックLP400 #213〜

 元はラキストの愛車だったエキゾチックカーの精霊で、ラキストの持霊。霊力は20万。V型12気筒DOHCエンジン搭載、発表トップスピード時速315km。ガルウイングが特徴的な、ランボルギーニ社の代表モデルである。正式な発音はクンタッチといい、イタリアはピエモンテ地方で「驚嘆」を意味する。天使ルシフェルの一部が組み込まれた機械精霊となっている。

リアム・ダイゼル #87〜 (声・佐藤政道、荻野晴朗)

 世界一の名探偵といわれていたダウザーで、リゼルグの父。持霊はモルフィン。1962年8月17日生まれ、獅子座のB型。享年30歳。イギリス・ロンドン出身。巫力は1500。趣味はパイプ集め、好きなものはサーモンのサンドウィッチ。見つけられないものは無いというダウジングの名手だったが、その能力の高さに目を付けたハオの誘いを断り妻と共に惨殺されてしまった。リゼルグにダイゼル家を継いでもらうため、ダウザーの修業を幼い頃から厳しく行っていた。

李白竜 #11〜 (声・神奈延年、櫻井トオル)

 正義のために身体一つで悪に立ち向かっていた、映画俳優兼カンフーファイター。1948年11月29日生まれ、射手座のB型。享年30歳。香港出身、霊力は450。趣味は新技の開発、好きなものは小籠包。沙門に長くカンフーを学び独自の導弾道を編み出したほか、映画俳優としても脚光を浴び妻子にも恵まれ、スーパーアクションと独特の奇声で一世を風靡した。しかしそのせいで道家に目を付けられ、潤に誕生日プレゼントとして与える持霊とするべく珍に殺されてしまう。よって葬儀中に死体が消え、謎が謎を呼び世間では伝説のアクションスターとなった。その後しばらくは意志を封じられた潤の操り人形に過ぎなかったが、葉との戦いで自我を取り戻し導弾道を極めるという夢を実現すべく潤の持霊として戦っていく。円に一度バラバラにされてからは、潤の手で体の随所に「白竜蛮可亜」や「洲阯導弾脚」を爆風で加速する爆薬などの武器が仕込まれた(潤の合図で発動する)。素直で真面目な性格で、何が起きても諦めない強い精神力を持つ。更に卑怯な真似をする者や人の夢を邪魔する者は絶対に許さない、強い正義感も持っている。

六道獄 #167〜

 下北KOMAMAXの一員。1985年6月6日生まれ、双子座のB型。勝つためには手段を選ばないクールな独楽戦士で、風を切る刃で相手の独楽を切り刻む。しかし妹の輪音の前では優しいお兄ちゃんである。

リゼルグ・ダイゼル #78〜 (声・沢海陽子)

 探偵業を営むダウザーで、シャーマンファイト本戦参加者。持霊はモルフィン、ロータス・エリーゼ。1986年5月17日生まれ、牡牛座のAB型。イギリス・ロンドン出身、巫力は3500(後に11万5千、最終的に17万)。趣味は日記、好きなものはスコーンカレンズ。好きな色は緑。父のような世界一の探偵になるべく、幼い頃からダウジングの修業をしていた。自らの誕生日プレゼントをノーヒントで探し出して喜び勇んで帰宅した時、彼が見たのは両親を惨殺したハオだった。かろうじて生き残り力を付けて、ハオへの復讐を誓ってシャーマンファイトに参加する。本戦第一試練で葉たちをパッチの村を知る者として探し当て、ハオを倒すための仲間になって欲しいと持ちかける。事を急いだのが災いして一悶着あったものの、無事仲間として迎え入れられ共に村を目指す。しかし例え敵でも殺生を許さない葉の姿勢に疑問を抱き、途中で出会ったX−LAWSに感銘してメンバーに入りX−Tの一員となる。マルコの教育でX−LAWSの方針に染まりかけるが、元々ストレートな感情表現をする心優しい性格なので、法を掲げて人を殺すことにどうしても心から賛同できずにいる。探偵を目指しているだけの事はあり、察しが良く頭の回転や飲み込みも早い。媒介は父から貰ったクリスタルペンデュラムで、どこまでも敵を追尾し先端での攻撃やワイヤーによる締め付けを行う「ホーミングペンデュラム」、ワイヤーでビッグベンを形作り敵を上空から攻撃する「ビッグベンワイヤーフレーム」、ワイヤーで敵をX字型に縛り付け一気に引き千切る「X」、見えない位置にいる敵を瞬時に刺し貫く「ブラインドペンデュラム」などの技を持っている。またゼルエルの名前が刻まれた聖なる銃弾を渡されてからは、リゼルグデリンジャーから発射しゼルエルを具現化させて戦う事が多くなる。だが最終的には双方を器用に使いこなし、結果として「敵意の炎(マステマ・ドルキーム)」を完成させる。そして更に五人の戦士の一人としてハオが手放したスピリット・オブ・ファイアを持霊とした時、1200℃の地球の業火「マグマアッパー」、彗星をも受け止める「火山(ボルケーノ)」などを操れるようになる。

リップ #26〜

 パッチ族の少女で、ラップの双子の姉妹。1993年11月6日生まれ、蠍座のAB型。巫力は200。趣味は踊り、好きなものはウサギのシチュー。ムー大陸においてシャーマンキングとなった者を、王の社まで案内する「精霊の巫女」としての役割を負っている。

リリララ #81〜 (声・小山茉美)

 メディスンマンを生業とする、セミノア族の生き残り。持霊はイアン、ニツバ、ドライサ、ヨフィア。1967年10月26日生まれ、蠍座のO型。アメリカ出身。巫力は1500。好きなものはソパピーヤ。幼い頃からハオの侵した許し難い行為のビジョンを何度も見せ付けられ、シャーマンファイトはパッチ族が世界を支配するために仕組んだものだと教えられて育った。よって生まれてから一度も笑った事が無く、非常に暗い性格である。パッチ族の陰謀を阻止すべく、本戦参加者に辞退を呼びかけている。媒介はカナチ人形であり、リリララステッキでそれらを操る。霊が触れるだけで敵の脳に直接ヴィジョン(霊の記憶)を叩き付け、霊の記憶や体験を共有させる巫術「ハイメガビジョンメモリアル」という技を持つ。

リルレッド #65〜

 フランスの魔女で、MAGICAL PRINCESSの一員。持霊はタラさん。1912年1月12日生まれ、山羊座のA型。フランス出身。趣味はキルト作り、好きなものはエスカルゴ。戦時はその容姿から赤頭巾の異名で呼ばれ、タラさんの能力を利用して情報屋を営み暗躍。レジスタンス等にも情報を齎してフランスを解放に導いた事で、フランスにおける情報屋の元締めとして尊敬されている。グレートスピリッツの力で永遠の若さを手に入れようと3人で誓い合い、シャーマンキングを目指している。実は500年前のシャーマンファイトでハオに付き従った魔女たちの子孫。媒介は杖。ちなみに、チーム内で唯一の独身。

ルドセブ・ミュンツァー #26〜 (声・川上とも子、富樫美鈴)

 セイラームの兄で、KABBALAHERSの一員。1992年8月15日生まれ、獅子座のO型。中東出身、巫力は800(後に805、最終的に1200)。好きなものは目玉焼き。父や妹と共に移民としてアメリカへ移住した、白人系ユダヤ人。感情を失ったセイラームの面倒を見ながら、父を殺した犯人に復讐するためにシャーマンファイトに参加する。彼自身に戦闘能力はないので、ゴーレムを操る妹に指示を出す役割を担う。

ルル #61〜 (声・宮園拓夢)

 かつてチョコラブに救われた、シャフトの一員。1984年4月16日生まれ、A型。アメリカ出身。趣味はラップ、好きなものはミネストローネ。仲間内で一番背が高く、チョコラブを除けばシャフトのリーダー的存在である。

レッドロープ #238〜

 コブラの精霊で、ナマリの持霊。敵に一瞬で迫れるほどのスピードを持ち、歯からは生物を一滴で死に至らしめる猛毒が常に分泌されている。また「ボアの様」になった時は、体の弾力性が強化されあらゆる打撃を無効化する。

レニム #32〜 (声・田島章寛)

 樹林のプラントを守護し、haiti800・NAZCA・チョコラブを担当する十祭司の一人。持霊はクリアコート。1972年11月1日生まれ、蠍座のB型。趣味はジュエリー作り、好きなものは牛丼。十祭司の中に裏切り者が出た時の、「パッチソング」による調教役を担っている。嫌味で神経質な性格でコツコツとした作業が得意な反面、悪い面にはネチネチと拘り続ける。8年がかりで製作した銀細工を常に持ち歩いているらしい。媒介はパッチピアスであり、オーバーソウルを全身に纏いクリアコートの能力を駆使して戦う。といっても敵に気付かれず背後に迫り、一気に転倒させて必殺の一撃を決める暗殺者的な戦闘スタイルを持つので、多人数との戦いは不得手。

ロータス・エリーゼ #186〜

 かつてスーパーマルコで扱っていたエキゾチックカーの精霊で、リゼルグの持霊。霊力は1万。イギリスの生んだ名門ライトスポーツカーで、軽量のアルミフレームとシャーシにより驚異的な加速とハンドリングを実現している。小柄なボディに最新技術を詰め込んだ、正に走りを楽しめるスポーツカーであり、天使の一部が組み込まれた機械精霊となっている。

ロゾー #78〜

 NAZCAのリーダー。割と太目の体格をしている。

ロリータ魔人・木刀の竜 特別ふろく〜

 ウルトラリーゼント城に住んでいる、可愛い子ばかりを狙って攫うロリコン。

ワット・ハドソン

 リゼルグがオノックスの元で暮らしていた時、ルームメイトだった少年。生家は酷く貧乏で父親は酒乱、母親は暴力から逃げて不在がちだったという。ある時弟妹が飢え死にしたのをきっかけに、経緯は不明だが生きるために両親を殺害して孤児となり、地下の下水道で暮らしていた所をオノックスに拾われたらしい。オノックスの裏稼業を知ってはいたものの豊かな生活を与えてくれたのは事実なので、心から感謝してその件を暴露する事はしなかった。しかしリゼルグと共に探偵事務所を開く事にしたのを契機に、勇気を出してオノックスに裏稼業を辞めるよう進言。その結果、リゼルグの能力を確認するという名目であっさりと殺されてしまう。霊体となってすぐさまリゼルグに警告を発するべく部屋へ戻るが、時既に遅く彼を危機から助ける事はできず己の真実を伝えるのが精一杯だった。